６３話 ページ17
『ッ！！』
じゅわぁっと広がる肉汁、一回で噛み切れる柔らかさ、まだタレも浸けていないのになんて美味しいんだ！こんなお肉人生で食べたことがない！
ut「旨いやろ？」
『んっ！んっ！！』
もぐもぐと何度も咀嚼し肉の旨みを味わいながら頷く。
大先生は満足そうにもっと食べな、とお肉を次々お皿へ入れてくれている
最初は隊長のことを少しばかり恨んでいたが、このお肉でチャラだ
shp「うわー、めっちゃ旨そうに食いますね」
ut「やろ？俺もこれラーメンの時にやられたわ」
目の前でタバコを吸っていたショッピ様にそう言われた。
俺もちょっと食べよ、とタバコと同時進行でお肉を食べ出すショッピ様
…それって美味しいんですか？
shp「Aさんっていくつなんです？」
ut「俺も聞いたけど判らへんねんて」
shp「へえ、そうなんすか。俺の予想では俺らぐらいやと思いますけどね」
ut「ショッピくん21歳やっけ？」
shp「そっすよ、チーノが一個下」
なるほど、じゃあやはり私の予想はある程度間違ってはなかった。
タバコを蒸しながら淡々と大先生と駄弁るショッピ様は歳の割に落ち着いて見える
ut「未成年なのは確からしいで」
shp「じゃあ俺の方が年上っすね。……A」
『っ？！んぐぐっ』
気怠げな瞳が私の方を向き、そう言った。
突然幹部に名前を呼び捨てにされ驚いた私は口の中にあったまだ大きめのお肉を飲み込んでしまう
ut「だ、大丈夫か？！Aちゃん！！」
shp「あ、すんません」
『んぐ、はっ！ちょ、ちょっとショッピ様！』
ゾム様やコネシマ様には呼び捨てにされているがあの二人は年上だしなんだかわかる。
でも、ショッピ様は歳が近いって事もありなんだか恥ずかしい、ただのヘタレだ。
shp「え、ダメっすか？」
『ちょ…ちょっと恥ずかしい、です…』
顔が少し熱い。
別に意識してるとかじゃなく、なんとなくくすぐったくて恥ずかしいのだ。
この気持ちはきっと同年代の女の子しかわからないだろう…
shp「じゃあ俺のこともショッピ、って言ったらどうです？」
『…はい？』
あれれ、今日はちょっと耳が絶不調だなぁ…聞き間違えだろうか？
今ショッピ様が自分のことを呼び捨てにとかどうとか言ってた様に聞こえたんだけど
ut「ショッピくん、それ意地悪し過ぎちゃう？」
shp「え？なんでっすか？等価交換でしょ？」
ut「うーわ、Aちゃん可哀そ」
哀れみの表情で見る大先生と、楽しそうにゲスい顔で笑っているショッピ様。
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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します！「しない」でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (
レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉２号(プロフ) - コメント失礼します！悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します！しない！でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月22日 3時
