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38話 ページ41

シャオロン隊長がそんな風に思ってくれているなんて思いもしなかった。
贔屓されているだけで、特別視はされてないと思っていたから…
私の中で強くこの軍に残りたいという想いが強くなった


『そのお話、断ることってできないんでしょうか…』
sha「…俺から何とかグルさんに言ってみたる…、ただ一度言った事を曲げへんのがグルさんや、難しいで」
『それでも、可能性があるのなら…どうか、お願いします…』
sha「ん、やれそうな事はやる…だからAも逃げんと頑張んねんで」
『はい、…そのつもりです…』


ええ子や、と頭を撫でてくれる、その笑顔はいつも見る笑顔だ。
よかった、いつもの隊長だ。

シャオロン隊長も私の存続を願って協力してくれる。
私も出来る限りのことはしなくちゃ…


『ここの軍でいつかちゃんと、隊長のお役に立てる様に頑張ります!』
sha「おん!その調子や!!」


だからまず、第一軍団の隊長、大先生を捕まえて事情を聞かないと。
アル兄さんと再会してから一度も見かけていない。
ロボロさんも、ゾム様も。


sha「Aは絶対強なる…ちゃんとこの問題を解決したら一緒に前衛で戦おな」
『は、はい!』
sha「ローレンスもそうやけど、俺の背中は部下に預てるからな」
『隊長のお背中を守れるよう、早く兄さんに認められなくちゃ』
sha「そう言えばお前のにーちゃん、第一軍団の副隊長やってんな。俺アイツとまともに話したことないわ」
『あはは、優しい人ですよ』
sha「俺、てっきりさぁ……。…何もない、気のせいやわ」


シャオロン隊長はそう言っておかしそうに笑った。
でもその顔は納得いっていない様な表情、隠せてないですよ、隊長。
切り替える様に話を変える。
さっきからずっと気になってワクワクしていたことでもあった。


『あの、隊長から見て、私の武器は何が良いんでしょうか?』
sha「Aは何でも扱えると思うぞ。…まあ強いていうならナイフとかちゃうかな」
『ナイフ、ですか』


何でも扱えるという言葉が嬉しかった。
そして隊長が上げてきた武器はまさかナイフ
兄さんが剣術の達人(後々聞いた話だけど)だから私ももしかしたら剣術の才能とかあるかなと、と期待していた。
私にはそんな才能はないのだと少しがっかりする

まぁ、私とアル兄さんは血が繋がっていないから当たり前か。


sha「初日から思ってた。避けるんも無駄な動きないし、素早い動きに柔軟に対応できてたから扱いやすいナイフとかの方がええなって。」

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すみれいん(プロフ) - にろ。さん» もうrbrのそのPCで主の過去を調べてもう全てを解き明かしてくれよぉぉぉともうハラハラですよ! (2020年7月23日 18時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ひひゃは - うぃ↑ああ↓(下に同じく) (2020年7月21日 20時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - ぅ…うぇああああああああああああああああ!(下に同じく) (2020年7月21日 20時) (レス) id: 398b65f064 (このIDを非表示/違反報告)
- ……うわわわわワァァァァーー(謎のノリに乗りたかった。) (2020年7月21日 16時) (レス) id: ce94435e90 (このIDを非表示/違反報告)
クラロピ - わぁーお(ポカーン) (2020年7月21日 12時) (レス) id: 6ed93c7e9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ。 | 作成日時:2020年7月15日 1時

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