３２話 ページ35
rb「ま、マジでぇ？Aちゃん兄弟おったん…」
『はい、でもまさかこんなすぐ会えるとは思っていませんでした』
隣を見上げるとアル兄さんと目が合う。
懐かしい、よく昔遊んでもらった記憶がある…
私がエヴァディーン家に拾われてからの数年間、毎日面倒を見て遊んでくれた
『本当に、会えて、良かったぁ…！』
ar「おいおい、こんなとこで泣くなよなぁ！ったく、泣き虫なのは変わってねぇな」
『だっで、っ…だっでぇ…！』
やっと、やっと会えたんだ。
アル兄さんと、やっと、会えたっ！
私の頭を撫でて困った様に眉を下げ笑うアル兄さん。
それは数年前と何一つ変わっていない、あの時と同じ撫で方、優しさ。
zm「…、俺、ちょっと席離すわ」
rb「あ、ぞ、ゾム！」
私が涙を流し慰められていると急にゾム様が席を立つ。
ロボロさんと大先生は焦った様に席を離れたゾム様を追いかける
大先生は少し立ち止まり私達へと振り返った
ut「Aちゃん、…お兄さんと、会えて良かったね」
『！は、はい』
ut「……ホンマに、良かったなぁ…。アルデルト」
ar「何が言いたいんですか、隊長…」
ut「別にぃ…じゃあなAちゃん！今度一緒に二人っきりでお茶しような」
『え？』
大先生はアル兄さんを睨むがそれは一瞬。
すぐにいつもの薄っぺらい笑顔で約束な？と私の頭を撫でてきた
ヨレヨレのスーツがいつもよりピシッとして見えた
三人が去った後、まだ食べかけのラーメンへ視線を落とすと少しヨレヨレになった麺が。
ラーメン、少し伸びちゃったかな…
アル兄さんは先ほどまでゾム様が座っていた場所に腰を下ろす。
こうやって向かい合うのは何年ぶりだろうか…？少し鼻がツンとする。
ar「相変わらず良く食べるね、食べる量昔より増えたんじゃない？」
『うーん、どうだろう…』
ar「あのスタミナ定食も完食したんだってね、部下が噂してたよ。同じ名前だからもしかしてと思ったけどまさか本当にAだったなんてね」
『あはは、それ隊長にも言われたよ、噂してたって。』
クスクスと少し嬉しそうに笑うアル兄さん。
ar「…A、お前軍に入ったんだね」
『…うん。兄さんが我々国の軍に入ったっていうのは知っていたから、いつか会えればいいなって。』
ar「そっか」
微笑む兄さん。
でもその笑みはとても悲しそうな表情だった。
『…兄さん？』
ar「ん？なんだい？」
気のせいだろうか。
今絶対悲しそうな顔してたと思ったんだけどなぁ…
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すみれいん(プロフ) - にろ。さん» もうrbrのそのPCで主の過去を調べてもう全てを解き明かしてくれよぉぉぉともうハラハラですよ！ (2020年7月23日 18時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ひひゃは - うぃ↑ああ↓（下に同じく） (2020年7月21日 20時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - ぅ…うぇああああああああああああああああ！（下に同じく） (2020年7月21日 20時) (レス) id: 398b65f064 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - ……うわわわわワァァァァーー(謎のノリに乗りたかった。) (2020年7月21日 16時) (レス) id: ce94435e90 (このIDを非表示/違反報告)
クラロピ - わぁーお(ﾎﾟｶｰﾝ) (2020年7月21日 12時) (レス) id: 6ed93c7e9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月15日 1時
