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「どこに何しに行くの?」
『渋谷。ジンくんにクリスマスプレゼントあげようと思って』
「え、私のろけに付き合わされんの?」
『お願いっ』
「もー…てことは、クリスマスはその、ジンさんと?」
『それが、誘ったんだけど寒いから嫌だって…でも絶対一緒にイルミ見に行く!』
「ぞっこんだね」
幸せそうで何よりと苦笑いするみなみ
『最初ね、私ジンくんの事最低だと思っててたくさん傷つけちゃったから、これからはお返しするんだ』
「そっか」
『クリスマスプレゼント、何がいいかなー』
「一緒にイルミ行けるといいね」
『うん、頑張る』
グッと拳を握りしめやる気を示す
「じゃー私はぼっちかー」
『誰とも約束してないの?』
「いやーなんか、毎年Aと過ごすことに慣れてたからさ、当たり前だと思っちゃってたんだよね」
みなみとはこれまで毎年一緒にいて
私に彼氏が出来たのは初めてで
私だけ幸せ気分じゃダメなんだなって
この時初めて気づいた
でも気づくのは遅かったみたいで
この時のみなみの気持ちに私は気づいてあげれなかった
『みなみも誰か誘ってイルミ行きなよ』
「…うん、そうしようかな」
今日は苦笑いが多いな、なんて思いながらも
頭の中はジンくんのクリスマスプレゼントのことでいっぱいだった
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にろ@26(プロフ) - 海星さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけると本当に嬉しいです^^* (2018年1月27日 22時) (レス) id: 6a48201b23 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 面白すぎ!!!早く続き読みたい!! (2018年1月27日 22時) (レス) id: 733bd9a1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にろ@26 | 作成日時:2017年10月22日 22時