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学校が終わり放課後
「A、帰ろ」
『あ、うん』
授業が終わり、学校を出る
「「誰だろうあれ」」
「「タトゥーやばくない?」」
「「でもかっこいい」」
正門の近くはざわついていた
「誰かいるのかな?」
『さあ』
まさかね
なんて思いながら足を進める
「タトゥー入ってる人だって、やばくない?」
『…』
正門の前を通り過ぎようと、門の近くに立っている噂の人を見た
『…やっぱり…』
「うわ、イケメンじゃん」
取るなよ
そう少しみなみを睨んだのは秘密
カ「おせーよ」
「え、なに、Aの知り合い?」
『あ、うんまーね』
「…どーゆー繋がり…?」
『えっ____』
カ「こいつの彼氏です」
『ちょっと』
そう言いながら私の頭の上に手を置く
あーあ、言っちゃったよ
「…え」
『はあ…そーゆーことです』
カ「A、この子と帰る?」
『うん』
カ「んだよ、迎えに来てやったのに」
『言っといてくれればよかったのに』
カ「サプライズにならないじゃん」
『何可愛いこと言ってんの』
カ「は?」
「あ、あの…」
『あ、ごめんみなみ帰ろ』
「私はいいから、2人で帰りなよ」
『いやでも』
「じゃ、また明日ね」
『え、ちょっと』
そう言ってみなみはさっさと歩いて行ってしまった
カ「いい子いい子」
『…』
カ「じゃー行くか」
『行くってどこに?』
カ「会わせたい人がいんの」
『え、誰』
カ「いいから行くぞ」
そう言って、さりげなく取った私の手を引いて前を歩くジンくん
もう、何か理由をつけたり遠回しにアピールする必要もなく手を繋げる
ああ、幸せだな
なんて思いながら、手を引かれるままに足を進める
『私に拒否権はないの?』
カ「ないない」
『その人どんな人?』
カ「俺の尊敬する人」
『ジンくんが?』
カ「うん」
『ふーん』
こんな会話の後にも他愛もない話をしながら歩き続けた
カ「着いた」
『ここ?』
カ「そう」
ジンくんがインターホンを押す
手は繋いだままで
知らない人にこの状況で会うのはどうかなんて考えながらも
ジンくんの尊敬する人に会うことに、胸は緊張と期待だらけだった
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にろ@26(プロフ) - 海星さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけると本当に嬉しいです^^* (2018年1月27日 22時) (レス) id: 6a48201b23 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 面白すぎ!!!早く続き読みたい!! (2018年1月27日 22時) (レス) id: 733bd9a1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にろ@26 | 作成日時:2017年10月22日 22時