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母「A、忘れ物ない？」
『うん！大丈夫！』
今日から2泊3日、高校に入って初めての行事、移動教室
父「Aが帰ってくる時間にはパパ達も帰ってきてるからな」
母「気をつけてね^^」
『うん！ママとパパも気をつけてね！』
そして私が行ってくる間ママとパパは旅行に行く
『じゃあ行ってくるね！』
父「うん」
母「行ってらっしゃい」
そう言って家を出た2日後だった
私の人生を変える出来事を耳にしたのは。
『今日のご飯も美味しかったね^^』
二日目の夕食を終え、親友のみなみと話してる時
先生「山田！！お前のお父さんとお母さんが事故にあったらしい！！」
『え…』
信じられなかった
事故？
ママとパパは？
生きてるの？
先生「とても危ない状態らしい、すぐに病院に行こう！！！！」
私は慌てて先生と宿を出た。
そして病院に着いた時
ベッドで横たわるママとパパは、青白い顔をしていた。
『ママ…パパ…？』
涙が止まらなかった
こんな顔色見たことない
ひと目でわかった
ママとパパが死んだ。
『…どうして…私が帰ってくる時にはパパ達も帰ってきてるからって…そう言ったじゃん！！！！…ねぇ…目を覚ましてよ…！！』
どんなに言葉をかけたって返ってくることはなくて
『どうして…』
ただただ私の泣き声だけが病室に響き渡っていた。
次の日、ママとパパの葬式が行われた
目を閉じているママとパパは気持ちよく寝ているように見えて、もしかしたら目を開けるんじゃないかと思ってしまう。
だけどもう目を覚ますことはなくて
『…』
泣く気力もなくただぼーっとしている事しか出来なかった
思い出を振り返るわけでもママとパパの顔を思い浮かべるわけでもなくただ無心で。
お葬式が終わると、1人の男の人が近づいてきた。
「A、辛いな」
『…』
片手で私を抱き寄せる。
この人は叔父の相馬永吉。
叔父って言っても26歳で年の差は10歳程度
髪の毛が緑色だったり口にピアスをつけてたりであんまりいい印象は持てないけど、案外いい人だったりする。
ト「A、2人のこと大好きだったもんな」
胸の奥からこみ上げてくる涙
ト「俺ん家来るか？」
忘れもしない、私の人生が変わった日。
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にろ@26(プロフ) - 海星さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです^^* (2018年1月27日 22時) (
レス) id: 6a48201b23 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 面白すぎ！！！早く続き読みたい！！ (2018年1月27日 22時) (レス) id: 733bd9a1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ@26 | 作成日時：2017年10月22日 22時
