フィッシャーズとの奇跡の出会いPart 2

47.ナンパ！？ ページ2

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……浮き輪を買ったのはいいけど…




ふくらませない！！←




ど…どうしよう…





『痛っ！！』





どうしたものかとウロウロしていたらガラスの破片らしきものを踏んでしまった。




ビーサン履いてくればよかった…

海だからって興奮して裸足で来てしまった…ばかめが…





「大丈夫？」





『！！』




「足、血出てるよ？」




『あ…ちょっとガラスの破片を踏んじゃったみたいで…』




「うわ…これやばいよね…乗って！」





そう言って声を掛けてきてくれたお兄さんは私の前でかがんだ





『そ、そんな！大丈夫です！』





それに少し怖いし…





「いいからいいから！」





怖いけど…でも、携帯置いてきちゃったから誰も呼べないし、歩けそうにもないし…





『じゃあ…お言葉に甘えて…』





荷物のところに戻るだけなら大丈夫だろうと乗せてもらうことにした





「場所どの辺？」




『あっちの方です！』




「おけ！なんか、手当するものとか持ってる？」




『んーなんか海ってクラゲとかいろいろ怖いイメージがあったので色々持ってきました^^;』




「イメージって…海友達とかとよく来たりしないの？」





…高校までいじめられてて友達なんかいなかったもので…





『あんまり^^;』




「じゃあ、初めて？？」




『はい…』




「うわー初めての海でこれは災難だったね…」




『でも、助かりました…』




「ここが日本でよかったなーw」




『え？』




「日本人は親切だからね」




『自分で言いますかw』




「俺がじゃなくて、日本人がだよ？w」




『そーですかwあ、ここです！』




「え、めっちゃ友達と来てるじゃん！」




『はいwでも携帯置いたまま行っちゃって誰も呼べなくて…ほんとにごめんなさい、ありがとうございました！』




「いやいや、俺は全然大丈夫だけど、足は大丈夫？」




『大丈夫です^^』




「そっか、じゃー俺行くわ！」




『あ…あの！』



「ん？」




『もしよかったら…空気入れてもらえませんか…？』




「空気？w全然いいよ！w」





怪我しておぶって送ってもらった上に空気入れてもらうなんて流石に嫌な顔されると思ったら…全然大丈夫だった


最初怖いなんて思ったのがバカみたいだ( ˙-˙ )





シ「A！」




『シルク？』




シ「何してんの？」




『いや、浮き輪に空気を＿＿＿』




シ「…誰？」




面倒な事になりそうな予感…

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