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たまたま予備としてドライバー室のクローゼットに置いていたスーツに着替える。髪は珍しくポニーテール。いつものナチュラルメイクを軽くして、おじさんに指定された部屋へ向かう。
泣き疲れて眠ってしまった私が次に目覚めたのはもう既に退社時間を過ぎた時間であった。目元が腫れてないか心配だ。三回ノック。そしてゆっくりと、扉を開けた。
｢…！MとJ…！それに、総長…！？｣
｢A！！よかった…無事なんだな…｣
｢しばらく連絡ねぇからどうなるかと…！！｣
｢姉貴の事を聞いて、いても経ってもいられなくなってよ…｣
その部屋にはいつものマフィア組に、いるはずのない彼らの姿。総長だっていた。総長は、あの事件の後、Jの修理工房に就職したのだ。かなり腕が立つみたいだ。
｢…無事なんかじゃない…アヤカ…アヤカがっ…｣
｢お前が居なきゃなんもならねぇだろうが！！俺らを置いていく気だったのか！｣
｢落ち着けM！！｣
｢姉貴しか、知らない事だらけなんだからよぉ！！｣
｢…そう、よね。｣
大丈夫、そう信じたい。
だって、アヤカはーーー。
｢…A、感動的な再会の後で申し訳ないが…取り敢えず、聞かせてくれないか？｣
｢全部、繋がったんだろ？もう俺らは仲間だ。隠し事はなしだからな！！｣
グルッペンの台詞に続き、ヒラやキヨ、レトルトさんやコネシマに鬱さんに指差しされて少し戸惑う。でも、心の中で新しい言葉の響きがまだ心の中で踊っていた。
｢…仲間…｣
｢当たり前だ、Aが最初来た頃は愛想のない純粋無垢なガキだと思ってたけどな？もう…俺らはそんな事言わねぇ。大切なドライバーで、大切な仲間だ。呆れさせんな。｣
がしり、とMとJに肩を組まれた。
彼らの顔を見るといつもと変わらない笑顔。｢最っ高にブッサイクだぞA！｣と私の口癖を乱用する彼ら。確かに、あの偶数組は仲間だ。長く一緒にい過ぎて家族みたいになってしまったけれど。
彼らは、私の全てを受け入れようとしていた。私、という闇の住人の全てを。ぽん、と頭の上に手が。総長が優しく微笑んでいた。
｢…俺は分かる。嘘ばっか付かれた張りぼての仲間の世界で生きてきた俺なら分かる。
姉貴、彼等は本気だぞ。本気で全てを終わらせよう、そんな目で。｣
総長、信じる事の大切さ、仲間の想いなんて一番わかってる。総長は嘘はつかない。やっぱり、印象ですべてが決まる世界は残酷だ。
｢…わかった。話すよ。｣
それでも人は、朝日が昇る度に、誰かを信じたくなってしまうんだ。
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国民 - 我々だと最俺、牛ガッチなど、好きすぎて好きです(？)夢主ちゃんはもっと好きです！体調に気をつけて更新頑張って下さい笑 (2018年1月14日 15時) (
レス) id: 7a0b0fb690 (このIDを非表示/違反報告)
りゅう(プロフ) - んほぉぉああ！好きですぅぅ！！頑張って更新してくださいぃぃ！コメント失礼しました。 (2018年1月3日 22時) (レス) id: e6395b6757 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - なんて作品をお作りになられたんですか…好きです。頑張ってください！ (2017年12月16日 8時) (レス) id: fb737c5190 (このIDを非表示/違反報告)
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