理想郷ファンタジア[gr.tn] ページ7
#WW�響�
#史実とは異なります
｢相変わらず没頭中か？｣
｢好きやなぁ、ほんま。｣
｢あ、グルッペン、トントン！｣
今日も訪れた、彼女の作業部屋。部屋の真ん中に大きなグランドピアノ。そして壁に掛かる様々な国のトップとの写真。棚にはたくさんの総譜。彼女の座るピアノの側には蓄音機。そして側には、伯爵位の証。
｢お前…伯爵位なんて貰いやがって…｣
｢Aも有名になったなぁ｣
｢愛する祖国のトップに認められたんだよ？これ程幸せなことは無いわ！｣
でも伯爵位はいらなかったかなぁ、と苦笑を零す。
オーストリアを代表する有名な作曲家となったAは、オーストリアだけでなく世界にその名を知れ渡らせた彼女の
｢…なかなか行き詰まってるようやな。｣
｢そう！あのノクターンが有名になり過ぎてまたいい曲を勝手に期待されちゃってるの…私、もっと違うのが書きたいんだけど…はぁ…。｣
クラシカルに纏めた髪が揺れる。机の上には様々な誘いの手紙。彼女の夢は叶ったが、有名になった代償は大きかった。
俺達が軍人になっても、彼女に会いにいくのは欠かさなかった。彼女が伯爵位を貰ってからは召使いが付くようになったがその前となれば食事も忘れるほど没頭して俺達が訪ねた時は必ず倒れてた。
そこまでする理由には、幼馴染以外の理由があるのは勿論なのだが、二人とも、彼女に恋心を抱いているのだ。
｢…Aは、夢とかあるん？｣
｢夢ぇ？第二の国歌とか作っちゃったのにぃ？｣
｢ほら例えば…どんなん作りたいん？｣
｢そうそう、Aの作りたい曲。本当に作りたい曲や。｣
｢うーん…。｣
あっ、と声を出すと、にやり、と悪巧みを思いついた子供のように笑った。
｢二人の曲、作りたいなぁ。
"世界1"強い軍人の為に作られた曲！二人が満足する曲を作った作曲家、良いでしょ？｣
･
･
･
｢…この戦いは、いくら幼馴染でも負けられないゾ。｣
｢Aが俺の為に作ってくれる曲やで？｣
｢だからトントン、俺はお前に勝つ。そしてオーストリアが誇る作曲家を頂戴する。｣
｢グルッペン、手加減はなしや、俺がAを頂く。｣
｢…どうして…一人に決めたがったの…？｣
作曲家は、
愛する祖国の新聞を横目に、涙を流して旋律を紡ぐ。
もう二度と戻られない、彼女達3人のユートピアを夢見て。
《独ソ戦開幕、目的はオーストリアか。》
嗚呼、麗しき我らの司令官[all]→←シェアハピとは言いますが[all]
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M - こんにちは！リクエストよろしいですか？ろーるロールキャベツ系男子のひとらんらんの話をお願いします！ (2018年2月25日 8時) (
レス) id: fc1a0c98bb (このIDを非表示/違反報告)
ペポパノムスビ - ぺ神二人で真剣にゲームをやるだけのほのぼの系が欲しいです…！書けたらで良いのでよろしくお願いします！ (2018年2月11日 15時) (レス) id: 14d9026855 (このIDを非表示/違反報告)
ラックル速用錠(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいております。ぞさんがただただ褒めてくれて寝かしつけてくれるのが読みたいです…。お時間に余裕がありましたら、よろしくお願いいたします！リクエストに不備がございましたら遠慮なく…！ (2018年2月4日 0時) (レス) id: 015decf460 (このIDを非表示/違反報告)
鮎(プロフ) - コメント失礼します！リクエストですが、11/11のポッキープリッツの日はいかがでしょう？と言っても日にちは少し過ぎてしまいましたがw いつも楽しく読ませていただいております！これからも頑張って下さい！ (2017年11月12日 8時) (レス) id: 616a8468f6 (このIDを非表示/違反報告)
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