＊ ページ28
《よぉ、wrwrd!にゲーマーズのマヌケな連中。》
ロボロが見せてきた画面には一つの動画。再生ボタンを押すとすぐに現れるジェンガのエンブレム。そしてフェードアウトした後、リーダーの顔と共に映る、椅子に縛り付けられた女。
｢いつになく腹が立つなおい…｣
《お前ら…よく俺らの情報を盗っていきやがったな…それを警察に出すつもりだな？まぁそんな簡単に行くとは思うなよ？
見えるだろ？奥にいる女…見覚えあるだろ？》
《かはっ…！！？》
｢…！A…！！｣
顔を殴られ、呻いた声は聞き慣れた声だった。ボサボサの明るい髪に、傷だらけの顔。そして、椅子に拘束されているA。それをいい事にかなりの暴行を加えられたようだ。
《あーあ、可哀想になぁ？なぁんも関係ないのに…いや、あるか。奴らにひっとつも教えずに挙句の果てに人質にされやがって…。》
《っさい…！！》
《…という訳で、交渉しようぜ？
お前らが盗んでいったアタッシュケースを返すそうすればこの女を返す。場所はジェンガのアジトだ…おっと、その代わり武器は持ってくるなよ？》
《今から1時間以内に来なかったら…命はないっておい！！》
《私の事はいいです！！何が入ってるのか知りませんけどっ…！！まずい物なら渡さないでっきゃっ！！？》
《うっせー！！黙ってろ！！おい！きちんと全部吐かせてこい！！》
突然リーダーの腹を蹴り、カメラにそう伝えたAは、その男に蹴り倒されると、部下によってどこかへ連れていかれてしまった。床には彼女が吐いたと思われる血が少し染み込んでいた。
《…いい結果、待ってるぜ》
｢…クソが…！！｣
｢ゾム落ち着け！！｣
｢そういう事だったとは…！！A…相当やられてる…！｣
｢…A、俺らに教えてへん事があるって…なんやそれ？｣
｢ーーーエーミール、知ってんやろ。｣
全員の動揺の中、視線はひとりに向けられた。まだ彼は、彼女の事について隠していることがある。とても大きな、俺らに有益な情報を。
｢…シノダは…A、は…。｣
｢エーミール！！隠してる事あるんやったらはよ教えてくれ！！｣
｢…なら、行きましょう。｣
｢助けにか？｣
｢勿論です。｣
｢何で！？アイツを助ける意味はーーー｣
｢彼女を助ける事が、我々にとって大きな進歩になります。それだけは断言します。｣
誰もがエーミールの力強い目に、酷く心を揺らされた。
｢彼女の口から、全てを聞き出せばいいんです。彼女は、人伝いに依頼されるのが嫌いなので。｣
酷く鼻で嘲笑うのは、どういう意味なのか。
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しらたま。(プロフ) - 信者さん» 貧血には注意してくださいね、ありがとうございます！ (2017年10月31日 21時) (
レス) id: 626c66f5a9 (このIDを非表示/違反報告)
信者 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！教授のあまりのかっこよさに血吐きました。これからも更新楽しみにしてます！ (2017年10月29日 20時) (レス) id: d26dcbfb3b (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» ありがとうございます！ (2017年10月29日 15時) (レス) id: 626c66f5a9 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ (2017年10月29日 10時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
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