我妻を振ってやりました。弐【鬼滅の刃】

参拾玖 ページ9

A side








胡「....〜〜。」




しのぶさんが、廊下で誰かと話をしている。

話の内容は全く聞こえないが、相手は声でもわかる。




我「....久しぶり。
Aちゃん」ｶﾞﾗｯ




......私の初恋相手であり、私の元恋人。




『......久しぶり、善逸』




.....暫く沈黙が続くが、先に痺れを切らしたのは善逸の方だった。




我「....体調、大丈夫？」


『....うん。しのぶさんの診察も受けたし、
全身筋肉痛だから、機能回復訓練頑張らなきゃ』




「そっか、」と善逸は少し安心した様な顔をし、


「今日、いい天気だね」だとか、

「さっき、可愛い猫を見かけたよ」だとか。


そんな、他愛もない話をしていた。




...そして、




『.....ねぇ、』


我「！どうしたの？」


『....あいつ.....
"梨紗菜"は？』


我「！！！！.....」




いつも善逸の後を着いてくる梨紗菜の顔が、今日は全く見えない。


私が一番聞きたかった事だったけれど、もしかしたら聞かない方が良かったのかもしれない。

だって、



善逸が、あいつの名前を出した途端、酷く顔を歪ませ俯いてしまったから。




『......』


我「......」




暫く、沈黙が続く。





.....私は少し、期待をしてしまった。


「もしかしたら、別れたのかもしれない」と。

あの梨紗菜に限って、善逸を手放す事はないだろうと思っていたが、



善逸から拒否すれば、あいつでも流石に離れるかもしれない。



そう悶々としていると、


善逸は、一呼吸置いた後こちらを向いてこう言った。




我「梨紗菜とは、









別れたよ。」




私がした醜い期待は、

見事、外れなかった。









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語彙力がない！！！！！！！(泣

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