メンヘラ男子とLv99の私【ハイキュー】

トラウマ4 ページ17

黒尾「あ、A！」


一試合が終わって、みんながコートの半分を使って
サーブカットをしていた



黒尾「あいつに触られてないか？」

黒尾「変な菌がついてたら大変だ。どこ触られた」

『触られてないよ』

黒尾「うそ」

『ホントだよ』

黒尾「…」


怪我の心配より、他の誰かに触られるのが気になって
仕方ない鉄郎



孤爪「なんで、主審苦手なのにやったの」

『他のマネージャーさんも大変だったんだよ』

孤爪「なにそれ。それでまた頭から血出すの」

『…』

孤爪「もうちょっと考えて行動したら」



夜久「おいA」

『やっくn』

パシッ

『…』

頬を叩かれた

夜久「後先のこと考えろ、いらないことはするな」

そう言って去っていった




《どうする？》

【逃げる】【怒鳴る】【泣く】【我慢する】⬅︎


《Aは我慢した！》





日向「Aさん大丈夫ですか！？」

『うん大丈夫』

日向「よ、良かったぁ…」

『うん…』


いちば最初に怪我の心配をしてくれるのは翔陽君だけか

鉄郎と、研磨と、やっくんは機嫌が悪い
多分菅原さんと2人きりなったからだ


『はぁ…』

日向「あの先輩」

『なに？』

日向「あの…俺Aさんのことが好きなんです」

日向「俺こんなに人を好きになったの初めてで
世界で一番大大大好きなんです。でも住んでるところが遠いからこういう時にしか会えないのが辛いんです」


翔陽くんは私の手をとり、手のひらを自分の頬に
スリスリした


日向「どうせなら閉じ込めて一生一緒に居たいって
思ってます」

『…』

日向「でも嫌われるのが嫌だから我慢してるんです
先輩…俺のこと好きですか…？」

『…』



一番されたくない質問をされた

否定したら…どうなるかは予想がつく
かといって、同意をしてもめんどくさそうだ
なんて答えようか…

そんなこと考えてもこの状況からは逃れられない


…ここは一か八か…！



？「日向ー」


『！』


烏野のキャプテンが翔陽くんを呼んでいた

確か名前は澤村…大地…澤村大地さんだ


澤村「試合始まるから準備しておけよー」


澤村「あ、マネージャーさん…あの、さっきは大丈夫でしたか？」


『え？…あ、はい！』


澤村「良かった、じゃあ失礼します。ほら行くぞ日向」


日向「…」


澤村「…？」


翔陽くんの顔を見て少し首を傾げた澤村さん
いつも元気な翔陽くんが、怖い顔をしていたからだ


とにかく澤村さんに感謝だ。




《つづく！》

【play:片付け】⬅︎【END】

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