メンヘラ男子とLv99の私【ハイキュー】

レベルアップ ページ1

私は小学六年生から付き合っていた男の子が居た


その子は特別イケメンでもないし、スポーツも苦手で
勉強も苦手な男の子だった

でも、私はそんな男の子が好きだった


中学校にあがってもずっと一緒だった


そういえば中学校に入ってからのことだったかな…
彼がメンヘラになったのは



「ねぇ今日クラスの男子と話してたでしょ」


『え？う、うん』


「なんで俺以外の人と話すの！？俺というものがありながら！」


『え…？』


「あいつのこと好きなの！？俺と別れたいの！？」


『ち、違う！！』


「何が違うの！なんであいつと話す…」


『もう話さない！！』


「…」


『…これでいいでしょ…？』


「…」ｺｸｯ


ここから彼の束縛は激しくなった


AはLv2になった！




「ねぇ…俺たち別れる？」


『…え？』


「Aはもう俺のこと好きじゃないでしょ。
俺、運動できないし…勉強もできないし…だから別れよ？」


『…分かった』


「…は？」


『…別れよっか』


「は、ちょっと待って何言ってるの？
なんで否定してくれないの？なんで別れたくないって言ってくれないの」


『…え？』


「別れないよね？もし別れでもするなら俺死ぬから！」


『…』


別れ話は嘘って気づいてなんだかホッとした自分がいた



AはLv5になった！






「っなんでわかってくれないの…」


頬を叩かれてじんじんする

私は座り込んでいた


『…』


「お、俺はこんなにも愛してるのに…」


『ごめん…なさい…』


「…」


彼は座り込んで、私の頭を撫でた


「痛かったよね…ごめんね…ごめんね…でもAのためだかね…分かって…ね？」


『…うん』


彼は暴力まで振るった





AはLv13になった！








「Aお金貸してよ」


『え…私今お金ない…』


「俺の悲しい顔みたいの？」


『…』


「…本当は5000円欲しいけど…仕方ないから3000円で我慢してあげるよ」


『…でも私お小遣い全部使っちゃって…』


「適当にお母さんに借りればいいでしょ」


『…』


「おい。聞いてんの」


『…わかったよ…』


「はは、ありがとう､Aはいい子だよ。偉いね
大好きだよ」


『うん…』


AはLv20になった！

Lv99→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す