青学に来たのは神の子の弟

兄ちゃんのせいで入学式終わってた ページ1

幸村A、中１









俺の兄は幸村精市、みんな知ってるよね
雑誌にも載ってるし

そう、王者立海の部長


けど俺は青学に行く







精市「えっ、A立海じゃないの！」

って、朝言われたけど知らない

『青学いく』

精市「でも、俺もうみんなにAの事言っちゃったけど！！」

『知らないし..兄ちゃんが勝手に言ったんでしょ』

精市「待って、本当に！？青学！？なんで！」

『なんでも』

精市「ダメ！！待って、ダメ！！絶対ダメ！！お兄ちゃんが許しません！！」

めちゃくちゃ思いっきり肩掴まれた

『痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い！！
兄ちゃん痛い！離して！』

精市「なんで言ってくれなかったの！？いや、言っても許さないけどさ！！けどせめて一言くらい言ってくれて良かったんじゃないの！？お兄ちゃん悲しいんだけど！！」

『マジで離して！痛いし遅れる！』

けど離さない

うちの兄はパワーＳだ

俺が適うわけない


精市「てか家は！？」

『母さんがアパート借りてくれた』

精市「はぁ！！ダメ！余計ダメ！」

どうよ、この慌てぶり
これが王者立海の部長ですよ

パジャマで弟を引き止めるんですよ
寝癖もついてるし

『兄ちゃん本当に東京つかない！』

精市「わかった！母さん！俺も行く！」

かと思えば、いきなり離して中に入っていった

チャンス！









俺はめちゃくちゃダッシュした





精市「あっ、A！！」

後ろから声が聞こえるけど無視









────────────────────
『...最悪』

東京について、青学についたけど
入学式終わってた




『兄ちゃんのバーか.....』

とりあえず、職員室行こう









──────────


『...職員室』

どこ？
俺、迷った..誰か助けてくれない？


廊下を歩いてると、声かけられた

??「何をしている？」

『職員室って何処ですか？』

??「一年生か？」

この人、先生かな...

『一年生です。入学式終わってて、とりあえず職員室まで行こうと思ったんですけど、迷ってしまって.....』

??「わかった。俺が案内してやろう」

『マジ......あ、いや、本当ですか？』

??「あぁ」

『ありがとうございます！』

感謝感謝、助かったー

この人のおかげで、俺はすぐ職員室につけた


『すみません』

職員室に入って、先生が来た

先生「何かようか？」

『えっと、入学式遅れて..』

先生「名前は？」

『幸村Aです』

先生は名簿を捲って、確認して、教室まで連れてってくれた

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