愉快な仲間たち３ (ページ38)

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北斗side

劇の練習中に、ちょっとでも進展出来るかなとか考えてたけど、特に何も無いまま文化祭1日目がやってきた

10人で回るのは多くないか、なんて話になって、適当に5人ずつに別れて回る

森本「ここ入ろーよ、面白そうじゃない？」

慎太郎が指さしたのは1年のクラスのお化け屋敷

なかなかハイクオリティで人気らしい

『私行かない』

そうだった、Aちゃんお化け苦手なんだった

森本「1人ずつじゃなくて2.3に別れよう、はいグッパー」

Aちゃんの反対を無視して半ば無理やりグッパーする慎太郎

ひかり「行かないって言うならなんで手出したの今(笑)」

『反射で出ちゃった〜』

やだ〜なんて言いながらひかりに抱きつくAちゃん

....可愛い

髙地「...お前誰とペアになったか気づいてる？」

森本「気づいてないなこれ(笑)」

松村「え？」

あ、そういえばAちゃんばっかり見ててグッパーの結果気にしてなかった

自分の手を見る、俺はパー

髙地と慎太郎はグーを出してる

Aちゃんに抱きつかれてるひかりを見ると、右手はグーになってる

.....ということは

森本「やったな運が味方したじゃん」

慎太郎が俺の肩に腕を回してくる

髙地「男見せろよ〜」

...髙地お前、呑気に言ってるけど大事件だぞこれは

森本「じゃ、俺ら先に入るわ！A、ちゃんと北斗に守ってもらえよ」

まだ抱きつかれてるひかりの腕を掴んで、Aちゃんの頭をポン、と触ってお化け屋敷に入っていく慎太郎と、それにつづく髙地

『北斗くん、私が呪われそうになったら代わりに呪われて』

可愛い顔してサラッと最低な事言ったな、今

そんな所も可愛くて好きだよ、なんて素直に言えたらどれだけ楽だろう

「Aちゃん、ひかりちゃんに抱きついてて可愛すぎた」

「ねぇほんとにAちゃんと北斗くんって並んだらやばいよね、美男美女すぎない？」

「え、何あのめちゃくちゃイケメンとめちゃくちゃ可愛い子、」

「あれが噂の10人グループの内の2人じゃない？」

「待ってやばいAちゃん髪型可愛すぎ、ハーフアップはもうお姫様」

「これ他校のファンもめっちゃ増えるじゃん絶対」