愉快な仲間たち３ (ページ29)

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森本「やっと部屋から出てきたAが俺ら見て泣いて、次の日から学校行くようになった、しばらくは保健室登校だったけど」

ひかり「凄いよ、ちゃんと学校行くなんて」

森本「2年の終わりくらいに主犯の女子が転校したんだけどさ、

そっからは全くいじめられなくなって、むしろ今までの事も無かったような感じでみんな接するわけ、

俺あの時ぶち切れそうになった」

普段温厚な慎太郎がぶち切れそうになるのも分かる

森本「ジェシー前からたまに俺らに言ってたんだよ、中1の頃のAに戻んないかなって

ジェシーなりに色々考えたんだろうな、俺らが縛り付けちゃってるかもとか、3人で話して、

だから最近ちょっとずつAがクラスの奴らと絡めるようにしてる」

3組は皆良い奴だし。

そう言う慎太郎の目がさっきまでとは全然違う優しい目だった

森本「でもジェシー不器用だからな〜、0か100しか出来ないんだろうな！だからこんな事なったけど、ま、仲直りするっしょ」

もか「A凄い、」

ひかり「ね、私なら心折れて学校行けないよ絶対」

「あ、あのお話中ごめんなさい、立花さん大橋さん、会計係の事で話が....」

4組の女の子が2人に恐る恐る声をかける

もか「ごめんちょっと行ってくる」

ひかり「ごめんね！」

申し訳なさそうに小走りで去っていく2人

松村「はああああ」

2人が見えなくなった瞬間、両手で顔を覆う北斗

松村「俺これまじで脈ナシ、いや脈ナシ以下」

髙地「これ知っちゃったらアタックしにくいわなぁ」

森本「だから言うかずっと迷ってたんだよな、ごめん」

松村「いや別に誰も悪くない」

田中「いや、俺逆にこの話聞いて北斗脈アリじゃんって思ったんだけど」

「「「「え？」」」」

4人一斉に俺の方を見てくる