愉快な仲間たち３ (ページ27)

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ジェシー「俺そっから焦って、Aの過去知ってるから絶対幸せになって欲しいとか色々言っちゃって、途中でAが1人で帰りたいって言ったからそこで別れた」

森本「え、そこで追っかけなかったの？」

ジェシー「うん」

ちひろ「.....信じらんない」

ずっと黙ってたちひろちゃんが立ち上がってジェシーに言う

ちひろ「何考えてんの、ほんっと、バカじゃないの、」

松村「ちひろちゃん、落ち着きなよ」

よく見るとちひろちゃんの目には涙が溜まっている

ちひろ「なんで1人で帰りたいって言われてそのままほっとくの、追っかけてよ、嫌って言われてもずっと一緒にいてあげてよ、そもそもなんでそんな話題を振るの、」

ジェシー「ごめん....」

長年一緒にいる俺でも見たことの無いような悲しい顔をしているジェシー

もか「ちひろ、」

ついにボロボロと涙を零すちひろちゃん

ちひろ「またAが壊れちゃったらあんたのせいだよジェス、もしそうなったら一生許さない」

森本「落ち着きな、ちひろ」

ヒートアップしてジェシーに詰め寄りそうなちひろちゃんの腕を座りながら引っ張る慎太郎

ちひろ「もういい、Aの家行く」

携帯だけ持って、走り出したちひろちゃん

ひかり「えっ今から！？」

髙地「ちょっとちひろちゃん！いくらなんでも走るのはきつくない！？」

皆の呼びかけなんて無視して走っていくちひろちゃん

そっか、自転車の鍵は教室なんだ

森本「ジェシーの気持ちもAの気持ちも分かるから怒ってんだよ、ちひろ

ジェシーの事嫌いになった訳じゃねぇよ」

ぽん、とジェシーの肩に手を置く慎太郎

ジェシー「...俺も行く、鍵もってるし！」

勢いよく立ち上がって、ズボンのポケットから自転車の鍵を出して走り出したジェシー

京本「ちょっと展開が読めなさすぎるんだけど」

松村「俺らの置いてけぼり感」

もか「ちひろ、"またAが壊れちゃったら"って言ってたけど、中学の時何があったの？」

この場にいる全員が気になっている事を慎太郎に聞くもかちゃん