愉快な仲間たち３ (ページ22)

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ジェシー「俺さ、Aの中学の思い出も全部知ってるから、だからこそ絶対幸せになって欲しくて、それで言いすぎた、ごめんね」

『もう、思い出したくないの、やめてよ』

俯きながら言うA

Aは１回ネガティブになっちゃうと、全部全部ネガティブに考えちゃう子

『幸せになって欲しいって、誰かを好きになる事が幸せなの？』

ジェシー「そういう事じゃなくて、」

ああ、やっちゃった

Aはいつも優しくて落ち着いてるけどこうなっちゃうと、不安な気持ちが表に出てくる

『誰が決めたのそんなの、私は今幸せだよ、それじゃダメなの？』

ジェシー「ダメじゃないよ、ごめん、」

『っ、もう、今日はバラバラで帰ろ？』

ジェシー「いや、送るよ！後ろ乗る？」

『いい、1人になりたい、』

"もうジェスと喋りたくない"

それだけ言ってAは早足で歩いていく

やばい、嫌われちゃったかな

喋りたくないなんて言われたの初めて、というかこんな空気になったのも初めて

今までAがこんな感じになった時でも、毎回俺ら3人にだけ頼る感じだったから、喋りたくないなんて言われると思ってなかった

どうしようめちゃくちゃショック

今メッセージ送っても無駄かな、どうしようかな、

見てくれなくても一応送っとこう、

ジェシーA、ごめんね大丈夫?

ジェシー落ち着いたら連絡ちょうだい?

次の日の朝携帯を見ても、このメッセージには返事が来てなかった