episode.5 ページ6
理事長室から離れ、シロたちに学園内を案内してもらっているとクロが先ほどから気になって様子だった内容を口にする。
クロ「先ほどから気になっていたのだが、一言様がおっしゃっていたカレとは誰なんだ?」
「ああ、それは…」
私がクロの質問に答えようと口を開くと同時に、キーンという音が鳴り響き外に白の学ランをまとった集団が並び拡声器を持っていた。
『白銀部に次ぐ。ストレインを我々青部に引き渡せ。拒否した場合、力づくで連行させてもらう。大人しく従え』
「はい…?」
クロ「なっ…何の真似だ青部!」
?「チッ…ストレインの保護は俺達の管轄だ。さっさと来い」
クロ「断る。俺達白銀部は三輪一元様より案内人を仰せつかった。お前たちに従うわけにはいかない!」
拡声器をもったけだるそうに眼鏡をかけた男は大きくため息と舌打ちをして拡声器を後ろの仲間に私、右手に持ってるサーベルに手をかけた。
?「あっそ…来ないってんなら、力づくでも連れて行かせてもらう」
「伏見、抜刀」
そういって右手のサーベルを引き抜き、地面を蹴り飛ばし私たちの階まで飛び上がり窓から私たちの前に現れた。
彼に続いて、後ろの白ランも次々と飛び上がり私たちに切りかかってきた。
シロ「ちょっ…話し合おうよ!」
「わわわっ…!」
私は切りかかってくる人たちを避け、集団から離れようとすると手首をつかまれ後ろに引っ張られた。
秋「ついてきてください」
「えっ、あっ、ちょっ!!!!!!」
私はグイっと引かれ、白ランの一人に肩に担がれ窓から飛び降りシロたちを置き去りにして連れ去られた。
…――――
「あいたたた…」
私は肩からゆっくりと降ろされ、赤い欧米のカーペットが引かれた茶室までもある広い部屋にいた。
「すみません。手荒な真似をしてしまって…もう少しで室長が参りますのでもう少しここでお待ちください」
緑の髪の男性は私に笑顔で軽く会釈をし、すぐに大きな扉から出て行った。
というか、…室長って誰?????
「おや。やっときましたか。…久しぶりですね、A」
私は聞き覚えのある声に思わず振り返り、目をぎょっとさせ大きな声を上げた。
「…礼司?!!」
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雪音(プロフ) - 19話が公開されてません (2018年11月10日 20時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)
にお。(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございますm(_ _"m)pPASS:sarumi1107になります! (2018年11月5日 20時) (レス) id: 511a31e803 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うさぎさんの贈り物に不器用な甘いお返しを のパスワードを教えてください! (2018年11月5日 19時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にお。 | 作成日時:2018年11月4日 22時