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episode.2 ページ3

「チッ...おい」

私はその呼びかけにびくっと体が反応して、私は息を飲んだ。

「あんた、ストレインか」

「スト……?えっ、や!...ちがっ」

私はその陰の主に誤解を晴らそうと口を開こうとした瞬間、私の言葉など無視して目の前に人影と飛んできたナイフが現れた。

「わっ...?!」

「...チッ」

体をそらしたがナイフが頬にかすり人影が目の前に迫りもう1本のナイフで接近し、振りかざす。
窓ガラスが盛大に破れ、光が差し込みお互いの顔がはっきりと現れた。


私は息を飲んだ。



「...ぁ...ッッ」




.......一瞬、だった思う。


私は息をするのも忘れるほどに、目を奪われた。

白い学ランを纏って、彼は私を見下ろしていた。

最初に目に飛び込んできた真っ白な肌に栄える綺麗な黒髪とメガネの奥に見える、異常に整った顔立ち。

ガラスの砕かれた破片と部屋のほこりがキラキラと太陽の光を反射して粒子のように輝いた。


私はきれいな顔立ち思わずに声を失った。





「...──伏見、緊急抜刀」


彼はゆっくりとサーベルを抜き、躊躇なく私に刃を向ける。私は動揺して足がよろけ、背中を勢いよく壁につちつけるが痛がる暇もなく、彼の手が私の頭を強く掴み引き寄せた。

彼の綺麗な顔が目の前に迫る。

「大人しく投降しろ」

「っっ...!!!」


今にも触れてしまいそうなほど近くにある眼鏡の奥にある彼の透き通るような瞳がきらりと光った。



そんな私をよそに、学校のチャイムが鳴り響き私は我に返った。
ハッとして時間を確認すると約束の時間になってしまっていた。

「ああああっ!時間!!」

我に返った私は彼の腹部を蹴り飛ばして、彼から離れた。


?「チッ...てめッ!!!!」


「ごめんっ…!でも時間が…っ」

窓から勢いよく飛び降り、私は彼に謝りながらも待ち合わせの場所へ向かうため、その場を後にした。


?「………は……?おい!!!!!」

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雪音(プロフ) - 19話が公開されてません (2018年11月10日 20時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)
にお。(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございますm(_ _"m)pPASS:sarumi1107になります! (2018年11月5日 20時) (レス) id: 511a31e803 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うさぎさんの贈り物に不器用な甘いお返しを のパスワードを教えてください! (2018年11月5日 19時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にお。 | 作成日時:2018年11月4日 22時

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