episode.12 ページ13
伏見さんがいっていた部室？に入ると、見た目よりもさらに豪華で赤のカーペットやシャンデリアが建物の中のそこら中に広がっていた。
「うわぁ……」
驚く私を無視し、伏見さんは部室の奥へと進んでいきとても大きな扉のほうへ歩いて行ってしまう。私もはぐれないようにと駆け足で伏見さんを追いかけた。
「室長、伏見です」
ノックをして大きな部屋に入るが、中には礼司ではなく今朝私を誘拐した緑の髪の方が書類をもって部屋にいるだけだった。
秋「伏見さん。こんにちは…室長でしたら、先ほど生徒会室へお戻りになりましたよ」
猿「ﾁｯ…わかりました。」
秋「あ、室長から伏見さんへ伝言を頼まれました。杠葉君に青部の案内をするようにと」
猿「案内？…ﾁｯ……また面倒くせぇ仕事増やしやがった……」
不機嫌になる猿比古に緑の髪の方もはははと苦笑いをして、私のほうへ歩み寄ってきた。
秋「今朝は手荒な真似をしてしまいすみませんでした。お怪我はありませんでしたか？」
「あっ、いえいえお気になさらず！」
秋「私は二年の秋山と申します。室長から青部の部員に挨拶をするようにと指示がありましたよ」
猿「ﾁｯ…さっさと済ませんぞ」
私はまたまた先に行ってしまう伏見さんを追いかけて室長室をでた。
挨拶かーこれからお世話になるしねー
そういえば、ずっと伏見さんって呼んでたけどこれから一緒にいる時間も増えるしもっといい呼び方を考えなきゃだよね。
伏見…くん？他人行儀か？
うーんと声を漏らして呼び方に悩んでいると、向けていた視線に気づき深い層に顔をゆがめた伏見さんと目が合う。
猿「…んだよ」
｢あ、ごめんごめんー...なんて呼んだらいい？ですか？と思って｣
猿｢ﾁｯ...知らねぇよ｣
撃沈。
｢あーそうですかそうですか｣
じゃあ、好きに呼ばせていただきますよーだ！
むっとしながらも、とりあえずほかの部員がいる場所へと向う。
礼司ー。私この人と上手くやる自信ないー。
「あー、えっと･･･猿比古」
猿「･･･ﾁｯ･･･名前で呼ぶんじゃねーよ」
うわ！！
めんどくさい、この人！！！！！
知らねぇって言ったじゃん！うそつきっ！
名前以外……苗字……？うーん。なんか違うんだよなあ。あだ名？あだ名…
「じゃー、お猿さんって呼んでいいです…か…」
猿「あぁ...？｣
...さすがにこれはちょっとまずかったかもですね( ˇωˇ )
私はちょっと怖くてびくっと体が動いて口を尖らせながら目をそらした。
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雪音(プロフ) - 19話が公開されてません (2018年11月10日 20時) (
レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)
にお。(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございますm(_ _"m)pPASS：sarumi1107になります！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 511a31e803 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うさぎさんの贈り物に不器用な甘いお返しを のパスワードを教えてください！ (2018年11月5日 19時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にお。 | 作成日時：2018年11月4日 22時
