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episode.10 ページ11

鎌「あれ?確か転校生って青部に入部したって話聞きましたよ。俺」

八田「あ!!??そうなのか!!??」

「え??あ、入部したっていうかさせられたっていうか…何か問題??」

八田「あたりめぇだろうが俺は赤部で…「おい、そこの馬鹿」…ああ!?んだとゴラァ!!」

私と美咲君が話していると、私の後ろからポケットに腕を突っ込んで伏見さんが歩いてきた。

私のことを見る様子もなく、美咲君に歩み寄りバカにしたような表情で罵倒し始める。

猿「お前、課題未提出で補修じゃなかったのかァ??こんなところで油売ってていいのかよ美咲ぃー」

八田「なっ、…バカ!!転校生の前で言ってんじゃねぇよサル!!テメェに言われなくたってなぁ!!今行こうとしてんだよ!!」

猿「ハッ!さっさと行ったらどうだ?そのままだと一生馬鹿のままだぞ?」

八田「あ?!バカじゃねぇつってんだろ!!」

猿「わかりましたから!八田さん行きましょ!!ね!!!」

八田「ケッ!!!」

不機嫌になりながら美咲君は落ちてた石を思い切り蹴り飛ばして、校舎の中へ戻っていった。


……なんか今朝見たよりも、美咲君と話してるとき楽しそうだったような??



……。


気のせいかな??



猿「チッ……おい。」


伏見さんはいつの間にか今朝の通りに戻っていて、視線も美咲君を見送っていた私のほうへ向いていた。

猿「…お前、こんなところで何してんだ」

「あーそうそう!教室に戻ろうとして道に迷っちゃって…美咲君たちに聞いてたところだったんだけど、行っちゃった」

猿「チッ……ガキかよ…」

「あ、今絶対迷子になったと思ったでしょ?っていうか、この学園が広すぎるせいだから!場所わからないだけだから!」

猿「それを迷子って言うんだよ」

「ぐっ……」


猿「チッ…」


悔しがる私を他所に、伏見さんは舌打ちだけして歩き出してしまう。


「えっ?放置?どこいくの?」

猿「……教室に戻りたいんじゃねぇのかよ」


私はその言葉を聞いてぱぁっと花が咲くように笑顔になり、おいて行かれないよう伏見さんの後を追い無事に教室に戻ることができた。



今朝、斬られそうになったときはこれから絶対仲良くでいないって思ったけど

根は良い人なのかな?

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雪音(プロフ) - 19話が公開されてません (2018年11月10日 20時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)
にお。(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございますm(_ _"m)pPASS:sarumi1107になります! (2018年11月5日 20時) (レス) id: 511a31e803 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - うさぎさんの贈り物に不器用な甘いお返しを のパスワードを教えてください! (2018年11月5日 19時) (レス) id: 979dd6f378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にお。 | 作成日時:2018年11月4日 22時

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