紅一点は事務所1の騎士様！？(6) (ページ1)

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RIDE ON TIME Season3 #3 With new colors ページ1

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「おはようございます、今日からだったんですね」

密着カメラにも気さくに話しかける彼女こそ、Snow Manの4つ目の個性だった。

「今日はさっきまで映画の撮影をしてて...
これから衣装の打ち合わせですね、事務所に向かいます。
...すみません、ちょっとだけ寝てもいいですか？」

その言葉と共に眠りにつくと、事務所に着くまで彼女が起きることはなかった。

昨年上演予定だったSnow Man主演の舞台、"滝沢歌舞伎ZERO"
コロナ禍で中止が決まり、それでも舞台を届けたいと突如決まったのが映画化だった。

「私、滝沢歌舞伎に参加するの今回が初めてなんですよね。
去年はスケジュールの都合がどうしても合わなくて...」

昨年1月、Snow Manへの加入が発表された目黒、向井、ラウールは、滝沢歌舞伎にて主演を務めることになった。しかし、彼女はスケジュールの都合上、舞台に立つことが叶わなかった。
当時、彼女はこう語っていた。

「正直、めっちゃ悔しいです。私も新橋や南座の舞台に立ちたかったっていうのは思いました。
でも、私が滝沢歌舞伎の舞台にいま立てないのは、過去に頑張った自分がいるからで、その過去に頑張った自分がいるから私はSnow Manに入ることが出来た。
どこか1つでも欠けていたら、いまここに私はいないと思うので」

そう話す彼女に、後悔は感じられなかった。

「...っし、すみません打ち合わせ始まるのでシャワー浴びてきます」

先日までドラマの撮影と映画の撮影を平行していた彼女にとって、こう言ったわずかな時間も無駄にはしたくないのだろう。アラームが鳴るまでの間ひたすらに練習をし、アラームが鳴ると汗を流しそのまま衣装の打ち合わせへと消えていった。