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ご飯食べる前にサッカーもバスケもやったんだけど、男子二人が上手すぎて、私と音ちゃんは着いて行くのに必死だった。
終わった後は北斗くんもバテてたけど。笑
「 慎太郎が体力お化けなのよ 」
「 確かに。あれは底無し沼だね 」
「 …Aってちょいちょい言葉のチョイス面白いよね 」
「 え、そうかな 」
ぐるぐると何周かした後、休憩しよって二人で手すりに近づいて凭れ掛かる。
音ちゃんは慎太郎くんに支えてもらいながら少しずつ滑っていて、ぎゅうと繋がれている手に思わず頬が緩んだ。
「 あの二人、なんか良い感じ 」
「 ね。少しは距離縮まったかな？ 」
「 これを機に上手くいってくれると良いけどね 」
Aにまで手伝わせた訳だし、なんて嫌味っぽく呟いてるけど、北斗くんだって自然と協力しちゃってるんだよね。
人見知りだとかインドアだとかよく自分で言ってるから、こうやって出掛ける事自体誘われても来なさそうなのに。
今日も結構慎太郎くんに毒吐いてる所見たけれど、多分、好きの裏返しなんだろうなって思ったら、なんか、可愛い。
隣の北斗くんを見上げると目が合って、何をそんなにニコニコしてるのって頬を抓られる。
「 いひゃいよ、 」
「 … 」
「 …？ 」
「 あ、ごめん 」
「 ん、うん、どうしたの笑 」
「 別に 」
多分、仲良くなると距離感バグっちゃうタイプだよね、北斗くんて。
「 というか、平気なの、貴女は 」
「 ん？ 」
「 さっきまた浮かない顔してたから 」
「 あぁ…やっぱりバレてたかぁ 」
ちょっと大我くんの事思い出しちゃって、そう言って苦笑いすると、北斗くんはグッと眉間に皺を寄せた。
「 大丈夫なの？この後会いに行く訳だけど 」
「 うん。大丈夫、だよ 」
そう、この後の予定としては、大我くんがバイトしているカフェに行く事になっている。
北斗くんチョイスの行先になってて、慎太郎くんも音ちゃんも、どうしてそのカフェに行くのか、本当の目的は知らない。
日曜日は二人揃ってバイトだと話していたのを北斗くんが聞いているから、大我くんには確実に会う事になる、訳で。
心配そうな顔をする北斗くんに、私は平気だと繰り返し伝えて、笑って見せた。
楽しんでる中で突然帰るなんて、水を差す様な事したくないから。
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鳰(プロフ) - akikumaさん» 嬉しいコメント、有難うございます。大好きだなんて、恐縮です……。不器用な恋模様をダラダラと書いてしまっていますが、もう少しだけ引っ張ります。どうか最後まで楽しんで頂けますように😌 (4月25日 16時) (
レス) id: 1722422845 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - 大好きな作品です！読んでてとても切なくなります🥺続き楽しみにしています！ (4月23日 1時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
鳰(プロフ) - ごましおさん» 暖かいコメント、有難うございます。前にも読んで下さっていたんですね、また出会えて凄く嬉しいです。自分なりのペースにはなりますが、今回は最後まで書き切るつもりですので、お付き合い頂けましたら幸いです。 (1月30日 0時) (レス) id: 348ed03cac (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - 前回書かれてたときからこの話が大好きだったので再掲してくださって本当に嬉しいです(T-T)これからも楽しみにしてます…！ (1月24日 10時) (レス) @page22 id: 4d6203abd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳰 | 作成日時：2023年12月17日 15時
