地獄の前の歓声 ページ10
永遠side
ライブ当日になってもリーダーは朱里さんにあっまあま。
朱里さんも朱里さんでやる気無し。
しゃんと練習した私がバカみたいですね。
永「地獄になるのは目に見えて……でしょうか」
2人は練習なんてせず声出しもしていない
顔の傷もたった数日ではなかなか治らず……痕はそのままメイクをしてもほとんど消えなかった
斎宮宗様も驚かれていたし……
あぁ……気が重い
もうグループを抜けた方が……だが……
スタッフ『ホッ、Whitenoteの皆さん！！準備をお願いします！！』
鈴「おう、任せておけ。」ｸﾞｯ
宮「はぁ〜い♡僕の可愛い声でみんなメロメロにしちゃうぞ〜！！」 ｷｭﾋﾟｰﾝ
永「かしこまりました。すぐ向かいます。」ﾍﾟｺｯ
観客《3！！》
始まってしまう
観客《2！！》
傷が痛い
観客《1！！》
それでも
観客《０！！》
やるしかない
ｶﾂﾝ
私は
ｶﾂﾝ
アイドルだから……
ｶｯ!!!!
《ｷｬｰｰｰｰ!!!!》
永「皆様、本日はお越しいただき誠にありがとうございます。」
鈴「忘れられねぇくらい激しいライブを届けてやるよ！！」
宮「僕が可愛くても、気絶しないでね！！」
鈴「そんじゃあ、てめぇら！！」
Whitenote 永「それでは皆様……」
宮「それじゃっ！みんなぁ〜！！」
鈴「楽しんでいってくれよな！！」
Whitenote 永「楽しんでいってくださいまし。」
宮「楽しんでいってねぇ〜！！」
観客《《《ｷｬｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ!!!!!!!!!》》》
さぁ、頑張って誤魔化して参りましょうか。
炎上はごめんですからね。
続く
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作者名：にんじんしりしりおしりフリフリ | 作成日時：2022年5月7日 2時
