濡羽色の京都美人 ページ7
暦side
ライブもそろそろとなり、皆が仕上げに掛る中、
宮「やぁだぁぁ！！やりたくないっ！！」
鈴「でもなぁ、もう本番もちけぇしよ、やるしかねぇんだよなぁ……」
そう、いやいや病の発症。面倒くさい……
宮「やぁぁだぁぁ！！帰るっ！！かぁえぇぇるぅぅぅ！！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
鈴「そうだよな！！でも本番近ぇから……！！」
宮「やぁぁだぁぁ！！やぁぁぁだぁぁぁぁ」ﾋﾞｪｪｪｰ!!
泣いた。本当に面倒くさいですね。あの人
鈴「わかった！わかったよ！！今日は練習なしにしよう！な！だから明日から頑張ろうな？」
宮「わぁっ！いいのっ？やったぁ♡」ﾆｺｰ!!
うわぁ…笑いましたよ朱里さん……さっきまでの涙は嘘だったんですねー(棒)
鈴「という訳だ、永遠、片付けておけ」
暦「かしこまりました。お気をつけてお帰りくださいまし。」ﾍﾟｺｯ
宮「ばいば〜い♡あと宜しくねぇ〜」
腹立つぅ〜
……あの笑顔本当に腹が立ちますね。
はぁ、可愛い後輩に癒されたい。宗様は最近VALKYRIEの活動が忙しいそうですし……あっ、そういえばとても可愛らしい1年生が入ったという噂。本当なんでしょうか……
と考えながら機材を黙々と片付け帰り支度を整える。
宗様のとこにでも顔を出しますかね。と言いながらドアを開ける。
暦「さて、行きましょうかね」
？？「んぁ？ここどこや？」
と京都の方の方言が聞こえた
懐かしい…京都…昔爺やと行きましたねぇ……と思い出に老けていると
？？「んあぁ！すんまへん！！ここってどこですか？」
と声をかけられる
暦「あっ、ここでございますか？」
もしかして迷子です？と聞くと恥ずかしいんやけどそうなんよと照れる、おや可愛らしい。濡羽色の美人さんって感じ
暦「困っているならそこまでご案内致しましょうか？」
？？「んあっ！ええんですか？？おおきに！！」
構いませんよ。私も今から帰るところでしたし。
と言いながら行き場を聞き歩き始める。
彼の行先は裁縫部らしい。
暦「おや奇遇ですね、私も裁縫部に用事があって」
？？「んあっ！ほんまに！？偶然やなぁ〜」ﾆｺﾆｺ
同じ笑顔でどうして朱里さんと濡羽色のこの子で違うのだろうか？あぁ、本当に可愛らしい…
暦「ここが、裁縫部ですよ。」
？？「おお！おおきに！お師さんに怒られんで済むわ！」ﾆﾊﾟｰ
？？「ほう？誰に怒られないで済むって？」
この声…もしや！
？？「おっ、お師さん……」
暦「宗様！？」
宗「今日という今日は許さないのだよ！影片！！」
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作者名：にんじんしりしりおしりフリフリ | 作成日時：2022年5月7日 2時
