8話 ページ9
孫兵に案内されたのはやっぱり動物小屋だった
しかも先輩1人で作業をしていた
孫兵「竹谷先輩」
竹谷「ん？孫兵か、どうした？委員会ならさっき終わった…」
孫兵の後ろにいる私に気付いたのか目を丸くしている
私は緊張で顔が下に向いている
孫兵「春華が先輩に用があるって、春華」
孫兵が優しく小さい声で呼んでくれた、そうだ、ここまで来たら話すしかないんだ
私は顔を上げてゆっくりと竹谷先輩の所へ向かった
そして持っていた布を前に出し震える声で
「あ、の！さ、先程…と朝の事で…えと、その…あ、ありがとうございました！そ、それで、朝の事はその…に、逃げてすみませんでした…！そ、それでは！」
バッと頭を下げて孫兵の所へ戻ろうとした時
竹谷「あ！ま、待った！」
「っ！？」
パシッと左腕を捕まれ思わず先輩の方を振り向いてしまった
「あ、あの…」
竹谷「あ、悪ぃ汗 …朝の事は別に怒ってもないし寧ろ有難かった、それと、動物好きなのか？」
「は、はい…好きです」
そう応えると先輩はニッと笑って
竹谷「じゃあまた来いよ！動物好きは大歓迎だ！」
「っ…ま、また来ても良いんですか？」
竹谷「おぅ！俺も朝は大抵来てるからさ！」
「あ、有難う御座います！」
もう一度頭を下げて孫兵の所へ戻り学園内へと戻る
孫兵「良かったね春華」
「うん、孫兵も有難う、一緒に来てくれて」
孫兵「僕は別に案内しただけだよ、もうすぐ夕食だし、食堂行こ？皆多分いるよ」
「うん！皆にも話したい！」
と2人で手を繋ぎ食堂へ向かう
向かった食堂にはやっぱり皆いて席に座っていた
藤内「おっ、来た来た」
左門「二人共遅いぞ！」
作兵衛「またジュンコ探してたのか？」
「違うよ笑 あのね、今日ね…」
とさっきの事を話そうとしたら数馬が
数馬「それより！春華、授業中に倒れたってホント！？大丈夫なの！？」
と勢いよく聞いてきた、するとそれを聞いた作兵衛と藤内が顔色を変えた
藤内「授業中に？」
作兵衛「倒れた！？何だそれ！おい数馬詳しく話せ！」
数馬「それが今日委員会の時に聞いたんだけど…「そ、その話は終わり！そ、そんな事より聞いて欲しい話があって！」って春華！遮らないでよ！」
作兵衛「春華！お前また無茶して授業出たのか！？」
藤内「自己管理もしっかりしないと駄目だって何回言わせ「まぁまぁ落ち着きなよ」三之助！」
三之助「春華はもう大丈夫なんでしょ？」
「う、うん…」
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます！頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (
レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は！作品毎日楽しみにしてます！更新頑張ってください！私も小説３作品書いているのでもし良ければ見に来てください！ (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2019年7月17日 16時
