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23話 ページ24

そう、この花にはほんと稀に毒が入ってる花が咲くらしい

だから喉が渇いてるからと言って気安く飲まないようにと伊作先輩に教えてもらった事がある


その説明をすると朱音ちゃんは目を見開くように驚いた顔をしている


「本当はあの時すぐ説明すれば良かったんだけど…朱音ちゃんの友達にはここに来る前ちゃんと説明して謝ったの、そしたら許してくれて…だからっ…」


ゆっくりと頭を下げ


「ごめんなさいっ…色んな事言うの遅くなったけど…ごめんなさい」

朱音「っ…もういいっ」


私の言葉を聞きバッと背を向け歩きだそうとする朱音ちゃん

私は顔を上げ朱音ちゃんを止めようと腕を掴む


朱音「離してよ!」

「朱音ちゃん…でも…」

朱音「私はアンタと違う!もう放っといて…っ!?」

「朱音ちゃん!?」


勢いよく腕を払ったせいか朱音ちゃんが後ろにバランスを崩す

その先は小さな崖になっていて崩した勢いで朱音ちゃんは下に転がり落ちた

私もすぐ下に降りる、幸い木の葉が積もっていて大怪我にはならなかった、が


朱音「っぁぁ…」


朱音ちゃんは右足を抑えていた、私は懐から常備品の包帯を取り出した


「大丈夫!?足ちょっと触るね「触んないでって言ってるでしょ!!!」でも!」

朱音「こんなの痛くないし!すぐ治る!怪我なんて良いから早く学園に「っっ…いい加減にしてよ!!!」


「さっきから何なの!?言いたいことばっか言って!人の話を聴いたと思ったらまた自分勝手な行動に出て!そんなに私が嫌!?私だってこんな自分嫌いだよ!!朱音ちゃんが私の事嫌いって思ってる気持ち以上に私だって自分の事嫌いだよ!怪我だって唯の捻挫かもしれないけど放っておく?放っといたらもっと悪化するの分かんない!?この自己中馬鹿!!」



私はハァハァと息切れしながら今まで溜まりに溜まっていた鬱憤を弾けだした

朱音ちゃんは目を見開いて吃驚していたがすぐさま


朱音「あ、あんた、今私の事自己中馬鹿って…「そのまんまじゃん!自分のしたいように動いてリーダー気質があるからって自己中過ぎ!周りの人に迷惑かけてるの分からない?」



1度走り出したら止まることを知らず私の口はまだ動く


「朱音ちゃんは私の持ってないものばかり持っていて…勇気だったり、自信だったり、全部、全部持ってる、私にはそんなのないよ…嫌味に聞こえたらごめんだけど、朱音ちゃんならすぐ私を追い越せるよ、だから…そんなに焦らないで」

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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます!頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は!作品毎日楽しみにしてます!更新頑張ってください!私も小説3作品書いているのでもし良ければ見に来てください! (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2019年7月17日 16時

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