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六頁 ページ8

残された不破に先程からの疑問を解消するために問う


『鞄の中にスマホ…薄い板みたいなのなかった?』

雷蔵「鞄の中身は確認しただけで預かってないよ。どこかに落としてきたのかも…また探しに行ってくるね。」

『いや、いいよ。…それより学園って言っていたけれど、そんなに大きな学び舎なの?』


どうせあっても使えないだろう
事故にあったときに鞄からとんでいったのかもしれない


雷蔵「うん、1〜6年生までがこの学園に在籍してるよ。10歳で入学し様々なことを学ぶんだ。」


寺子屋ではなく学園
室町にそんな教育制度はまだなかったはずだが…
そう話す不破は5年生で14歳だそうだ


『てことはさっきの彼は6年生?』

雷蔵「はい。」


じゃあ初めに目を覚ました時にいたのは保険医?と15歳の彼が治療したのか
なんだろうか、この違和感は


?「伊作いるか?」

雷蔵「善法寺先輩なら学園長の所へ行きましたよ。」

?「そうか。おっ、お前目が覚めたんだな。」


戸を開けて誰かが入ってきた
深緑の服ということは善法寺と同じ学年か


『どうも。』

?「俺は食満留三郎。よろしくな。」


3人の生徒にしか会っていないが、明らかに通常の体育ではつかないような筋肉をつけている
学年別の色違いの制服はまるで派手だが忍者みたいだ
そして、最初目を覚ました時と同様の視線をまた感じた

助けてくれたことは事実、私の未来から来たという話も2人は信じてくれた
だが、ここは歴史上の室町時代とは何かが違う


『あの、勘違いなら悪いんだけど、やっぱりこの部屋、というか私のことを見てる人が他にいない?』


2人は目を見開いた


留三郎「なるほどな、聞いてはいたが気配が分かるのか。なんで分かった?」

『根拠はないけど、見られている気がして背中がムズムズする。』

留三郎「っはは、そうか。悪いな。俺たちは、学園の外から人が来たら何者か分かるまで見張っとかなきゃならない。」

雷蔵「疑いは晴れたと思うんですがね。」

留三郎「念の為に、だ。下にいるお前らは他の奴らより人が良い。」


そして彼は上を見上げた


留三郎「おい、降りてこい。」


え、天井?

そう思った瞬間、2人降りてきた
同じ深緑の服を着ている


?「留三郎!なんで言いやがった!」

留三郎「ふん、気配を悟られるなんて鍛錬が足りないんじゃないのか?」

?「なにをー!」

留三郎「やるか?!」


え、私を放って喧嘩始めたんだけど…

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(プロフ) - とても素敵なお話ですね〜!!前作と同様、応援させて頂きます!!これからもお体に気をつけて更新頑張ってください✨✨ (2022年11月23日 19時) (レス) id: 7d2166206e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リーヴル | 作成日時:2021年4月11日 16時

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