92.殴り返してくれた ページ50
七松小平太side
金吾、四郎兵衛は不安そうに見ている
三之助は2人より少しだけ前に立っている
怒っているように見えた
小、滝｢｢すまなかった。｣｣
2人で頭を下げる
小平太｢お前たちを危険な目に合わせてすまなかった。滝夜叉丸に諭されなければもっと遅れていた。…三之助、殴って悪かった。お前が四郎兵衛や金吾を守ってくれていなければ、2人にも手を出していた、ありがとう。四郎兵衛、金吾、怖がらせて悪かった。私はまた間違えた。私の最善がまたお前たちを傷つける結果になった。本当に本当にすまない！｣
金吾｢七松先輩…。｣
滝夜叉丸｢私は、何もできなかった。見てるだけだった。今回もだ。七松先輩に異を唱えることもなく、間違えるところだった。お前たちが傷つくことがこんなにも苦しくなるというのに何も行動できなかった…。本当にすまなかったっ！｣
四郎兵衛｢滝夜叉丸先輩…。｣
頭を下げたまま話す
2人はどんな顔をしているのだろうか
声は悲しそうだ
三之助｢謝っても許しませんよ。手をあげたことは事実だ。もう戻るなんてできない。今回の件もだ。下らない考えでAさんを危険な目に合わせた。｣
厳しく告げられた事実が胸に刺さる
当然のことだ、受け入れろ
三之助｢ふぅ…でも、Aさんが殴り返してくれたので、殴られたことは水に流します。ちゃんと謝ってくれました。あの滝夜叉丸先輩が謝ってくれるなんてとても満足です。｣
声色が変わった
突然告げられた言葉の意味が分からず混乱して、顔を上げてしまう
三之助は仕方ないというように笑っていた
そんな三之助を見た四郎兵衛や金吾も話し出した
金吾｢七松先輩、助けに来てくれてありがとうございました。やっぱり先輩がいないと僕たちダメですね。｣
四郎兵衛｢滝夜叉丸先輩は何もしてないことないですよ。先輩が言ってくれたおかげで今怪我をせずに、七松先輩についていてくれたから誰も欠けずにここに居れるんです。｣
ぎこちなくも笑ってくれた
頬に涙が伝った
小平太｢すまなかった、ありがとう…。本当にすまなかった…！｣
滝夜叉丸｢…少しくらい責めてくれても良いんだ。なのに…、四郎兵衛、金吾、三之助。ありがとう…すまなかった。｣
金吾や四郎兵衛が三之助の手を引いて、こちらに走ってきた
それをぎこちなく受け止めた
滝夜叉丸は3人の頭を撫でた
その温もりを忘れぬように、抱きしめ続けた
――――――――――――
5日目 体育委員会 終
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スイちゃんですよ〜☆ - だいすこです！(^^ω) (2023年1月24日 14時) (
レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
リーヴル(プロフ) - 冴川冬香さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けて幸いです。冴川冬香さんのご病気が治るよう頑張って続きを書かせて頂かきますので、よろしくお願いします！ (2021年2月24日 20時) (レス) id: 17c0458bc0 (このIDを非表示/違反報告)
冴川冬香(プロフ) - 面白くて1から一気に読みました。57話見てから現在進行形で泣きじゃくっております……！続きが早く読みたくてたまらない病気にかかってしまったようで……。続き楽しみにしています！頑張ってください！！ (2021年2月24日 17時) (レス) id: 33f8ec8fc5 (このIDを非表示/違反報告)
リーヴル(プロフ) - ルージアさん» そう言っていただけてとても嬉しいです…！これからも色んなキャラと関わっていくので、よろしくお願いします！ (2021年2月20日 15時) (レス) id: 17c0458bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ルージア(プロフ) - やっべ、作法委員会の話を見ていたら…涙が…、応援しています！頑張って下さい!!! (2021年2月20日 15時) (レス) id: 66ff90a11a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リーヴル | 作成日時：2021年2月18日 11時
