91.謝りなさい ページ49
七松小平太side
目の前で繰り広げられる会話を見る
三之助｢あんたは、やっぱりバカだ…！人の心配なんてしてるから！守ってくれたおかげで傷なんてつけられちゃいない！自分の心配をしろよ！｣
金吾｢次屋先輩落ち着いてください！｣
三之助は涙を流していた
長次が言っていた
彼女は天女などではない
私たちを何よりも大事にしてくれる人なのだと
信用できなかったわけじゃない
不安、だったのだ
信じて裏切られるのが怖かったのだ
4人の方へ歩いた
三之助が気づいて庇うように前に立った
小平太｢何もしない。彼女の縄を切ってやりたいだけだ。｣
3人はハッとした
縛られていたことがすっかり怒りや悲しみで頭から抜けてしまっていたのだろう
少しだけ迷って三之助は彼女の横に立って、私に背を向けるように言った
『この子達を助けに来てくれてありがとうございました。』
クナイを取り出して、縄を切った
｢私たちを｣と言わなかった
彼女は分かっているのだろう、私たちの行動を
小平太｢すまない。私は…。｣
『私に謝らなくて結構です。あなたが謝るべきはこの子達にです。』
私を見ずに、顔を伏せて手首を開いたり握ったりしていた
それを止めてこちらに顔を向けた
『一つだけ確認させてください。あなたたちは、私たちをつけていましたね？助けるのを待ちましたね？私が下級生を置いて自分だけ逃げるかもしれないと考えたから。』
小平太｢…そうだ。｣
下級生たちが息を飲んだ
そして彼女は立ち上がって私の前に立ち、平手打ちをした
『手を上げてごめんなさい。全部が終わった後なら殺して構いません。七松小平太くんの心配が分からないわけじゃない。でも、あなたが迷ったから下級生は怖い思いをした。あなたが判断を誤っていたら、下級生までも酷い目にあっていたかもしれない。今回の件、そして前の件、全てちゃんとこの子達に謝りなさい。』
彼女は私から離れて、私の前に下級生を行かせた
『平滝夜叉丸くん、あなたも来てください。』
滝夜叉丸は彼女の前に立った
『何してるんですか。私の前ではなく、下級生の前にです。あなたは叩きませんよ。推測ですが、先輩のためを思って従っただけでしょうから。』
滝夜叉丸は驚いていた
なぜ分かったのかとでも言いたげだが、何も言わなかった
そしてこちらに来て、私と並んだ
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スイちゃんですよ〜☆ - だいすこです！(^^ω) (2023年1月24日 14時) (
レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
リーヴル(プロフ) - 冴川冬香さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けて幸いです。冴川冬香さんのご病気が治るよう頑張って続きを書かせて頂かきますので、よろしくお願いします！ (2021年2月24日 20時) (レス) id: 17c0458bc0 (このIDを非表示/違反報告)
冴川冬香(プロフ) - 面白くて1から一気に読みました。57話見てから現在進行形で泣きじゃくっております……！続きが早く読みたくてたまらない病気にかかってしまったようで……。続き楽しみにしています！頑張ってください！！ (2021年2月24日 17時) (レス) id: 33f8ec8fc5 (このIDを非表示/違反報告)
リーヴル(プロフ) - ルージアさん» そう言っていただけてとても嬉しいです…！これからも色んなキャラと関わっていくので、よろしくお願いします！ (2021年2月20日 15時) (レス) id: 17c0458bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ルージア(プロフ) - やっべ、作法委員会の話を見ていたら…涙が…、応援しています！頑張って下さい!!! (2021年2月20日 15時) (レス) id: 66ff90a11a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リーヴル | 作成日時：2021年2月18日 11時
