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6.思わず手を ページ8

山本シナside


天女様を6年生が連れてきたそうだ
ああまた皆を苦しませるのか
同性に天女の術は効かない
だから下手なことをする前に私が排除してしまおうと心に決める

しかし、その考えは消え去ってしまった

涙を流す彼女の言葉はとても悲痛で、前の天女とは大きく違うように見えたのだ

術かもしれない
こんなにも容易く疑いをやめるなんてくノ一失格だろう
だがどうしても目の前で泣く少女が嘘をついているなんて思えなかったのだ

周りにいる先生や学園長、6年生も同じような気持ちなのだろう
困ったような顔をしている


シナ「天女様、お名前を伺ってもよろしいですか?」


そう声をかけた


『…っ、うっ、ぐずっ。しのっ、はら、Aと言いまずっ…。』

シナ「そう、篠原Aさんですね。篠原様と呼んでもいいでしょうか?」


首を大きく横に振られてしまう
少しだけ残念に思っていると


『あ、いえ、様づけなんて!シナ先生の方が偉い人なのに、こんな小娘に敬語なんて要りません!で、できれば、な、名前で呼んで頂けませんか?』

シナ「…はい。じゃあ、Aちゃんってそう呼ぶわね。」

『…あ、ありがとうございますううう。』


また泣き出してしまった
思わず手を伸ばし彼女の頭を撫でる


シナ「学園長先生…」

学「そうじゃな。よし!A、お主を事務員として迎え入れる!シナ先生は部屋への案内や世話を頼むが良いか?」

シナ「御意。」

『え、し、シナ先生お仕事は…?』

シナ「大丈夫よ、それに女同士の方が安心できるでしょう?」

『はい…。』


Aちゃんは学園長に身体を向けるとまた頭を下げた


『ありがとうございます…。でも私は…』

学「分かっておる。だが、Aがここで生活することは学園長命令じゃ!わかっているとは思うが、お主を疎ましく思う者は沢山居る。わしらじゃって完全に信用したわけではない。」

『………』

学「わしらはその涙を嘘とは思わん。だからこの学園で過ごし、皆にお主の存在を受け入れられるようやってみよ。」

『…は、い。』


戸惑いながらもそう1つ返事をしたAちゃんはとても不安そうだった

7.目が潰れそう→←5.思っていたより



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Sora(プロフ) - 主さんのこの作品最後まで読まさせていただきました🙏🏻涙止まらなくてどうしようかと😅😂この作品を読んで私的に主さんの作品、Uverworldさんの『えくぼ』という曲がめちゃ合うと思いました👍🏻だいすきです (3月25日 23時) (レス) @page42 id: 7a82de3b69 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - だいすしです!(^^ω) (2023年1月24日 13時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - (^^ω)ッッッスゥゥゥゥゥゥゥだだダい好きィィデスゥゥ (2023年1月24日 13時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リーヴル | 作成日時:2021年2月14日 14時

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