45.考えてみて ページ50
竹谷八左ヱ門side
侵入者を捕らえた後、後ろで固まっていた1年に声をかけた
八左ヱ門「お前ら!怪我はないか?!」
虎若「あ、逃げる時に、孫次郎がコケちゃって。」
八左ヱ門「何?!大丈夫なのか?!」
孫次郎「は、はいい!」
土井「他に怪我人はいるか!」
「「大丈夫です!」」
乱太郎「Aさんが、私たちを庇って時間を稼いでくれたおかげで助かりました。」
八左ヱ門「そうか…。」
乱太郎の言葉に他の1年はさっきの事をどう自分の中で処理していいか分からないのだろう
顔を見合わせて困っている
八左ヱ門「…乱太郎、Aさんは保健室に運ばれると思うから、後から俺と一緒に行こうか。」
乱太郎「はい!」
八左ヱ門「それと…お前らすまなかった!」
俺は頭を下げた
「「「え、先輩?!」」」
八左ヱ門「元はと言えば、生物を探すために手伝わせなければこんなことにはならなかった。怖い思いをさせてすまない!」
三治郎「竹谷先輩は何も悪くありません!手伝いたいと言ったのは僕達です!!!」
一平「そうですよ!それに、助けに来てくれたおかげで誰も傷つけられずに済みました!」
八左ヱ門「…ありがとう。」
土井「おーい!お前たち、いつまでそうしてるつもりだ!風邪をひくから中に入りなさい!」
八左ヱ門「あ!そうだった!拭くものと風呂の用意してくれてたんだ。行くぞ。」
金吾「あれ?今日の風呂たき当番は確か伊助のはずだけど…。伊助、焚いてくれたのか?」
伊助「いや、してないよ。」
「じゃあ誰だろう」とは組の皆は考えているようだった
喜三太「あ、もしかして…あの人…お風呂場の方から走ってきたよねえ。」
「「あ…。」」
八左ヱ門「あー俺が何か言うのは違うからな。ゆっくりでいい。お前たちがあの人をどう思うかは自由だから、考えてみてくれ。」
俺だって会ったのは数えるほどだ
まともに会話したのだって今日が初めてだ
1度目はハクを探していた時
2度目は火薬庫に3人を探しに行った時
3度目は保健室で目を覚ました時
そういやあの時は変だったな…
俺が来たのを見て「ほんと…本物の竹谷くんだ」と言ったのだ
「え?」と聞き返せば、「なんでもない」と言われてしまった
なんとなく気まずくて、その後もほとんど話ができなかった
ハクが俺の元へ帰ってくる
ハクの頭を撫でる
八左ヱ門「ハク、あの人にまた会いに行こうな。」
ハクは答えるようにワフンと鳴いた
――――――――――――
あれ、続編?
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Sora(プロフ) - 主さんのこの作品最後まで読まさせていただきました🙏🏻涙止まらなくてどうしようかと😅😂この作品を読んで私的に主さんの作品、Uverworldさんの『えくぼ』という曲がめちゃ合うと思いました👍🏻だいすきです (3月25日 23時) (レス) @page42 id: 7a82de3b69 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - だいすしです!(^^ω) (2023年1月24日 13時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - (^^ω)ッッッスゥゥゥゥゥゥゥだだダい好きィィデスゥゥ (2023年1月24日 13時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リーヴル | 作成日時:2021年2月14日 14時