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33.趣向を変えてみようか ページ37

No side


伊作「彼女を天女ではなく、1人の少女として受け入れられる者。」


善法寺伊作が手を挙げる
食満留三郎、竹谷八左ヱ門
そして、中在家長次、久々知兵助が続いて手を挙げた


小平太「長次、お前はそちら側なのか。」

長次「……彼女はこの時代の読み書きができなかった…。…しかし、図書室に来て…読み書きの本を貸してくれと頼みに来たんだ…。努力しようとする者ならば、俺は受け入れる…。」

八左ヱ門「兵助、まだ1度もお前は関わってないだろう。」

兵助「そうだな、せいぜい見たのは彼女が豆腐がある方の定食を選んで食べている時くらいだ。俺は何も知らない。だから豆腐と、八左ヱ門とお前の飼っているハクを信じるよ。」


仙蔵「では、次に行こう。彼女は信用に値しない。天女である事実は覆らないと思う者。」

立花仙蔵が手を挙げる
潮江文次郎、七松小平太が続いて手を挙げた


仙蔵「…お前らは、どちらだ。」

勘右衛門「…分かりません。」

仙蔵「そうか。伊作、無投票は除けると4対2だ。伊作が望むなら、そちらの考えに合わせよう。」

伊作「いや、その必要は無いよ。今回は認識の確認だ。これでいい。」


3人の回答は得られないまま、その場はお開きとなった

6年生は残ったまま静かに再び話し始める


文次郎「そうは言ったが、下級生にとっても得体の知れないあやつは危険だ。鉢屋のように行動を起こす者もいずれ出るだろう。」

小平太「下級生の手は汚させん!その前に私が始末する!」

留三郎「何もしてない奴を始末する気か。」

小平太「お前は完全に変わったな!最初は私と同じように始末してしまおうとする方だったのに。」

伊作「ダメだよ、こんなことで言い争いなんて。」

仙蔵「よし、趣向を変えてみようか。」

長次「趣向…?モソ」

仙蔵「あぁ、私も彼女と話してみたい。話せば分かることもあるだろうからな。そうだな…事前に学園長や吉野先生に話してみなければいけないが、いい案がある。」

文次郎「お前のいい案は嫌な予感がする。」

仙蔵「そう言うな。良い機会にもなるだろう。」


6年の長屋は夜遅くまで明かりがついていた

天女が1人の少女として認められるか、やはり前の天女と同じだと失望させるかは立花仙蔵の案に委ねられた

34.心の準備→←32.どういう存在



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Sora(プロフ) - 主さんのこの作品最後まで読まさせていただきました🙏🏻涙止まらなくてどうしようかと😅😂この作品を読んで私的に主さんの作品、Uverworldさんの『えくぼ』という曲がめちゃ合うと思いました👍🏻だいすきです (3月25日 23時) (レス) @page42 id: 7a82de3b69 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - だいすしです!(^^ω) (2023年1月24日 13時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - (^^ω)ッッッスゥゥゥゥゥゥゥだだダい好きィィデスゥゥ (2023年1月24日 13時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リーヴル | 作成日時:2021年2月14日 14時

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