27.何したんだ ページ30
3日間保健室のお世話になった
その間に保健委員のみんなとは随分仲良くなった
まだ背中に痛みは残っているが、絶対に過度な運動や背中に負担はかけないということをみんなと約束し、今日から事務員としての仕事に復帰することを許された
まずは食堂のおばちゃんの元へ向かう
『おばちゃん!』
おばちゃん「Aちゃん!大丈夫なの?!」
『はい!手伝いに来れなくてすみませんでした!』
おばちゃん「そんなことどうだっていいわよ!怪我は大丈夫なの?」
『あ、はい。すっかり良くなりました。』
おばちゃん「良かったわ…。もう心配したのよ。」
『…ありがとうございます。』
おばちゃん「今日から働くとは言っていたけど、まだ背中は痛いんでしょう。立ち仕事だし、食堂のお手伝いは当分休む?」
『いいえ!少しは動かないといけませんし、平気ですから!手伝わせてください!』
おばちゃん「そう、ならお願いするわね。でも無理はしないように!」
『分かりました!』
おばちゃんは私の背中にあまり負担がかからないよう簡単な仕事をくれた
お手伝いが終わり、食堂を後にする
次は事務室
事務室の前に立ちゴクリと唾を飲み込む
吉野先生に怒られるんじゃないだろうか
そんな不安がよぎる
ちゃんと謝って、代わりにやってくれた仕事分バリバリ働こう
そう意気込んで戸を開いた
秀作「Aちゃん!」
『3日ぶりです…。あの、ご迷惑をおかけしてすみませんでした!またよろしくお願いします!』
吉野「篠原くん…。」
『は、はい!』
怒りの声のために身構える
吉野「…よくぞ、戻ってきてくれましたっ!」
『はい!すみませっ、って、え?』
吉野「君がいなくなってからまた仕事が忙しくなって、本当にもう大変だったんです…。」
秀作「あはは…。ごめんね、やっぱりAちゃんが見てくれてないとドジいっぱいやらかしちゃって…。」
『仕事が増えたと…。』
秀作「はい…。」
確かに書類がいつもより多い気がする
秀作くん、君は本当に何したんだ…
『なら、早く済ましてしまいましょう。吉野先生、秀作くん、またよろしくお願いします。』
秀作「うん!」
吉野「よろしくお願いしますね。」
まだ現実味は帯びないけれど、確かに確保出来る私の日常に安心する
大丈夫、またこのまま過ごそう
これ以上は他の人と関わないようにしよう
そう気を引き締めた
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Sora(プロフ) - 主さんのこの作品最後まで読まさせていただきました🙏🏻涙止まらなくてどうしようかと😅😂この作品を読んで私的に主さんの作品、Uverworldさんの『えくぼ』という曲がめちゃ合うと思いました👍🏻だいすきです (3月25日 23時) (レス) @page42 id: 7a82de3b69 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - だいすしです!(^^ω) (2023年1月24日 13時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - (^^ω)ッッッスゥゥゥゥゥゥゥだだダい好きィィデスゥゥ (2023年1月24日 13時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リーヴル | 作成日時:2021年2月14日 14時