24.権利なんてない ページ27
『…ね、2人とも、名前で呼んでも良いかな?』
伏、乱「「え、は、はい。」」
『伏木蔵くん、あの時ぶつかってしまってごめんね。気をつけていればぶつかることもなかったし、ああやって怖い思いをさせることもなかった。』
伏木蔵「そ、そんな…。」
『怪我はしてない?』
伏木蔵「はい…!助けてくれたお陰で僕に怪我はないです。もちろんぶつかった時も、怪我なんてしてません!」
『そっか、良かった。』
それを聞いて安心する
『乱太郎くん、もしかして君が助けてくれたの?』
乱太郎「い、いえ!私は先輩達を呼びに行っただけで…。」
『そっか、助けてを呼んでくれたんだね、ありがとう。』
乱太郎「そんな…私は最初天女様を見捨てようとしました…。」
『それは伏木蔵が怒られてしまうかもしれないと、伏木蔵を守らなければならないと、そう思った優しさ故の行動でしょう?前の天女のことは少しだけシナ先生から聞いてる。だから当然の行動だと思う。乱太郎くんの行動は正しいよ。それでも助けを呼んでくれた。ありがとう。』
手を伸ばし2人の頭を撫でる
伏、乱「「…っう、うわあああああん!」」
『えぇぇ!ご、ごめんなさい!泣かないで!えっ、なん、撫でたのがダメだった?!』
慌てて頭から手を離す
伏、乱「「ち、違いますうぅぅ!」」
そう言って私の元に飛び込んできた
腹部に衝撃が走ると共に、背中に激痛が走った
『うっ!』
数馬「待って!2人とも!Aさん、怪我人だから!」
伏、乱「「ああっ…!」」
『だ、大丈夫です。こ、これくらいは受け止められなくては…。』
?「ちょっと無茶しないでください。悪化しても迷惑なんですから、さっさと横になってください。」
伊作「左近!言い方が…!」
『い、いえ、川西左近くんの言う通りです。ありがとう。』
左近「なっ!なんで!普通怒るでしょう!感覚どうなってんですか?!」
『私は怒らないよ。だって、私は君達に対して何かを言う権利なんて無いのだから。君達が私に対してどんな感情を向けようと私はそれを受け入れられるよう頑張ってるよ。』
左近「なんですか…それ…。それであなたは良いんですか…。」
『うん、それが私の役目だから…。』
川西左近くんはより一層顔を顰めた
ごめんね
どうしてそんな顔をさせてしまってしまっているか分からないけれど、きっと君の望む答えではなかったのだろう
私はどうして悲しい顔しかさせられないのだろうか
224人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sora(プロフ) - 主さんのこの作品最後まで読まさせていただきました🙏🏻涙止まらなくてどうしようかと😅😂この作品を読んで私的に主さんの作品、Uverworldさんの『えくぼ』という曲がめちゃ合うと思いました👍🏻だいすきです (3月25日 23時) (レス) @page42 id: 7a82de3b69 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - だいすしです!(^^ω) (2023年1月24日 13時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - (^^ω)ッッッスゥゥゥゥゥゥゥだだダい好きィィデスゥゥ (2023年1月24日 13時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リーヴル | 作成日時:2021年2月14日 14時