忍術学園の事務員はラナンキュラス (ページ1)

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『新野先生』

医務室の中にいるであろう人物に声をかける
土井先生はは組の様子を見てくるとか言って帰っていった。

伊「A！」

目の前の襖が勢いよく開かれ、伊作が飛び出してきた

新「来ましたね。さ、中へ入って
伊作君は襖を締めてください。」
『失礼します』

伊作は新野先生に言われた通りに私が中に入ったのを確認して襖を閉めた

と同時に足の力が抜け、倒れそうになるA。

伊「A？！」

倒れる前に伊作が支えてくれた

伊「はっ！もしかしてA、一年生を不安にさせないためにずっと我慢してたの？」
『あ、あぁ』
新「とりあえず、早く矢を抜きましょう」
『…はい』

新野先生は太ももに刺さった矢を握る

伊「A、僕につかまってていいよ」
『爪立てるかも』
伊「大丈夫」

私は伊作に抱きついて痛みが来るのを待った

新「いきますよ……！」

ズズッ

『ぐっ！いっっ！！』

伊作の背中に爪を立てて痛みに耐える

新「あと少しで抜けますよ！」
伊「頑張れ！」

ズボッ

『叫んでいいですか？』
新「いいですよ」
『いっだぁぁぁぁぁ！！！！！』

新「これでよし。完治するまで絶対安静ですからね。
いいですね？」

せ、先生…圧がすごいっす…

『う…うっす…』
伊「今日からはここで寝てね。ちょくちょく様子を見に来るから！」
『あぁ、伊作ありがとうな。』

伊作は微笑んでから自室に戻っていった

『新野先生もありがとうございました。』
新「お礼なんていいですよ。
さ、今日はゆっくり眠ってください」
『はい、そうさせていただきます』

布団に潜ると、急に眠気が襲い、そのまま意識を飛ばした。