忍術学園の事務員はラナンキュラス (ページ47)

今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:15,839 hit

焙烙玉とカラクリにはご用心ページ47

私はい組と別れ屋敷を後にする

そして乱太郎達を捕まえようとしていた山賊を見つけた

まだ捕まえてないんかい！！

逆によく捕まえないね？！

『おい』

私の声で山賊が一斉にこちらを見る

｢あぁ？誰だてめぇー！｣
｢１人で立ち向かおうとはいい度胸じゃねぇか｣
｢こいつ男か？
男にしては綺麗な顔だな｣
｢へへっ、中々の上玉じゃねぇか｣

上から下へと舐め回すように見てくる

『気持ち悪い目でみてんじゃねぇよ、ごみ共』
｢｢口悪っ！？｣｣
『黙れ、ハゲ共』

ほんっとに気持ち悪い、、

Aは汚物を見るように山賊達を見た

｢舐めた口聞きやがってぇ、、！！｣
｢ぶったぎってやる！！｣

回れ右して裏口に向かって一気に走った

『やれるもんならやってみなー！』ﾍﾞｰｯ
｢まちやがれー！｣

庭に差し掛かった瞬間、塀の向こう側にいる庄左ヱ門達に

｢今だ！！｣

四人｢えーーいっ！！｣

ヒュンッ

ﾎﾞﾄ

庄左ヱ門達が投げた焙烙玉は山賊達の前に落ちた

｢な、なんだこれ？｣
｢なんか火ついてるぞ？｣
『それ焙烙玉といってもうすぐ爆発するぞ～』

走りながら焙烙玉の説明する

｢はぁ！？｣
｢早く言え！！！｣
｢にげろぉぉ！！｣

ドォォォォォン！！

後ろから大きな爆発音が聞こえ、振り返った

｢てめぇー！！もう許さねぇ！｣

黒焦げになった山賊が鬼の形相で追いかけてきた

『(次は兵太夫たちが作ったカラクリのある裏口だ)』

あえて裏口の扉を開けず、飛び越える

そして扉の近くにいた兵太夫と三治郎を抱き抱え、木上に隠れた

｢まてぇーー！！｣
三治郎｢えい！｣

三治郎がカラクリの紐を引っ張った

ガコンッ

何かが作動した音ともに山賊達の足元の地面が消えた

｢うわぁぁぁぁ！！｣

ドスーーンッ

『ナイス三治郎、兵太夫！！』
三治郎｢やった！｣
兵太夫｢いぇーい！！｣

三治郎と兵太夫とハイタッチする

『よし、次は庄左ヱ門達と合流だ』

先に木から降りて、二人を下ろして庄左ヱ門達のいるところまで走る

三治郎｢作戦うまくいったね！｣
兵太夫｢僕達のカラクリで山賊を倒しちゃった！｣

やったーと跳び跳ねながら喜ぶ

『二人とも、まだ終わってない

気を抜くな』
二人｢はーーい｣

絶対わかってない、、、
可愛いからいいけどね～

庄左ヱ門｢Aー！兵太夫ー！三治郎ー！｣