忍術学園の事務員はラナンキュラス (ページ40)

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結構山の奥まで来たけど全然見つからない…

『うー……なんかここら辺暗くて不気味だな、
早くこんなところから離れよう』

と逆方向に行こうとした時

ガサッ

『ひっ！』

ま、まさかお化けか！？
や、や、やめろ！
私はこの世で一番お化けが嫌いなんだ！！
無理無理無理無理無理！

『お、落ち着け
も、もしかすると狸か何かだ』

そっとゆっくり茂みを覗きこんだ

そこには４つの影があり、その影は一年生の制服を着ていた

『なんだ一年生か～、
驚かさないでくれ』

肩の荷を下ろす

そして四人の前にしゃがんだ

？｢わ、鬼さんだ｣
？｢これから捕まるのか、スリルとサスペンス～｣
？｢遅かったですね｣
？｢こ、恐い～！｣

一人めっちゃ怖がってんだけど、、

『き、君大丈夫？』
？｢平太は極端のビビりなんですよ、
この森に入ってからずっと怖がってるんです｣

君も私と一緒か、
だけどこんな小さな子が怯えて震えてるのに
歳上である私が怖がったら余計不安にさせてしまう

ここはびびらずいくっきゃない！

『君名前は？』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

めっちゃ怖がってる子の頭を撫でた

平太｢ぼ、僕は下坂部平太です｣ｶﾀｶﾀ

私は平太の両脇に手を入れて持ち上げ、抱っこする

『私が来たからもう大丈夫
平太君の恐いものが来たらそいつの口に苦無を打ち込むからな』
？｢言葉が物騒です、｣
平太｢うっ、ううっ｣

平太はAの言葉に安心したのか静かになきはじめた

『皆のはちまきもう取っちゃったから森を抜けた場所まで送るよ
この辺りは危険だからね』
一年ろ組｢え！いつの間に！？｣

歩きながら皆の自己紹介をしてもらった

怪士丸｢僕は一年ろ組、二ノ坪怪士丸です｣
孫次郎｢同じく初島孫次郎です｣
伏木蔵｢同じく鶴町伏木蔵です｣
一年ろ組｢よろしくお願いしまーす｣

声を揃えて言う

可愛いなおい

『よろしくな。私は呼び捨てで構わない』
怪士丸｢じゃあ僕達も｣
『わかった』

平太は相変わらずギュッと私に抱きついていた

『君たちはは組の子達と違って皆落ち着いてて大人びているな』
孫次郎｢そう言われると｣
伏木蔵｢照れちゃう～｣

三人は頬を赤く染めて照れ始める

『ふふっ』

そして談笑しながら山を下っていると、忍術学園につながる道に出た

『よいしょっと』

平太を優しく下ろす

平太｢あ、ありがとうございます｣
『いいってことよ
また怖くなったらいつでも私を頼りなさい
三人もだよ』

と四人の頭を優しく撫でた

一年ろ組｢はーい！｣