忍術学園の事務員はラナンキュラス (ページ37)

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翌日

『じゃあ、気をつけて帰れよ』
八左ヱ門｢Aもな｣
三郎｢先輩達狂暴な人達が多いから気をつけろよ｣
雷蔵｢三郎そんな言い方は良くないよ｣
兵助｢頑張ってね｣
勘ヱ門｢先輩達すぐに捕まえてこいよー｣

私は眼鏡をかけ、
五年生に手を振って走り出した

寝る前に勘ヱ門から六年生の特徴を教えてもらった

『六年生の居場所だが探すのは簡単だろうな』

どうして簡単かって？

さっきからあっちの方角で
｢いけいけどんどーん！｣とか
｢勝負だぁー！｣とか
｢ぎんぎーーん！！｣って聞こえてるからだ

『隠れる気ゼロ』

とため息混じりに呟きながらこけないように注意して声のする方に向かう

？｢いっけいけどんどーーん！｣
？｢ぎんぎーーん！！｣
？｢勝負だぁー！｣
？｢お前達うるさい！！｣
？｢暇だからってケンカしないでよ～！｣
？｢…もそ｣

私は茂みに隠れながら六人の様子を伺う

制服の色からして六年生だろう

？｢だって仕方ないだろ、
いつまでたっても鬼が来ないんだから｣
？｢どうせ俺たちにびびって逃げたんだろ｣
？｢そうかもな｣

恐らく私の存在に気がついてる

怒車の術を使って私をあぶり出す作戦か
ふふっ、そんな簡単な術で私が出るとでも思っているのか

？｢そういえば喜八郎が

“絶対誰も落ちない所に落とし穴作ったんですけど、Aったら見事に落ちましたよ“

って言ってたな｣
『んだとぉーーー！！？？？』

ｶﾞｻｯと茂みから飛び出した

『あ、しまった』
？｢やっと出てきましたね！｣

猫目の子が嬉しそうに言う

？｢俺と勝負しろ！｣
？｢いや、俺とだ！｣
？｢二人ともやめなよ｣
？｢全くお前らは…｣

二人はケンカを始めた

なんか四年生にもこんな感じの奴等がいたな

？｢とゆうかなんでこんなに傷だらけなの！？｣

と言いながら猫目の子が手当てをし始める

『すまんな、』
？｢気にしないで、怪我してる人をほっとけない性格だから｣

と困ったような顔をして二人のケンカを止めにいく

？｢A！バレーしよう！｣
『今？』
？｢あぁ！｣

元気一杯ですって感じの子が私の手を握りながらバレーのお誘いをする

『バレーは明日でもいいかね？
えっと、、』
小平太｢七松小平太だ！｣
『小平太君』
小平太｢普通に呼び捨てがいい！｣

小平太は頬を膨らませて言う

『あ、あぁ』

なんだこの犬みたいに元気一杯の子は！？
ぐいぐいくるやないかい！！