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雷蔵「ふっ、、ククッ、
三人とも、はちまき見てみなよ」
雷蔵にそう言われ、はちまきを巻いている腕を見る
兵助、勘ヱ門、八左ヱ門「あれぇーー!?!?」
雷蔵、三郎「あはははははは!!!!!」
落ち着きを取り戻した五年生
勘ヱ門「どこかで落としたのか?」
八左ヱ門「三人同時に落とすってあり得ないだろ」
兵助「でも、ここにくる前はまだあったよ?」
三人を見かねた三郎がやれやれと言った感じで
三郎「そろそろ出てきなよ」
と岩に向かって声をかけあ
バッ
岩は変形し、中からAが姿を現した
そしてその手にははちまきが
兵助「あ!鬼!」
勘ヱ門「あ!はちまき!」
『油断は禁物』
はちまきを懐に入れながら言う
『三郎、雷蔵、私が火を起こしておくから早く魚をとってくれ
もう腹ペコだ』
ぐぎゅる〜
三郎「すまんすまん、すぐとってくるよ」
雷蔵「あんまり動きまわらないでよ、
怪我してるんだから」
『わかったわかった』
三人はそれぞれの作業を始めた
勘「え、まって
なんで二人は月影さんを呼び捨て?」
八左ヱ門「それにタメ語なんだよ?」
兵助「確かに」
三人も川に入って手伝う
雷蔵「Aがそうしてもいいって言ったから」
三郎「私は最初っから」
勘ヱ門「えー、二人だけずるい!」
八左ヱ門「俺も憧れの月の狼と仲良くなりたい!」
兵助「俺も!」
と二人に詰め寄った
三郎「自分達でいいなよ」
三人はもじもじしていた
雷蔵「しょうがないな
Aー!」
火を起こしてじっと火を見つめていたAに声をかける
『なにー?』
火から目を離して五年生を見る
三郎「こいつら三人がAのこと呼び捨て」
雷蔵「&タメ語で話したいんだって〜」
別にいいけどなんで雷蔵達が言うんだ?
『別に構わないぞ?』
三人「やったぁーーー!」
と三人が舞い上がった
三郎「はい、焼けたよ。食べな」
三郎が魚を渡してくれた
『モグモグっ、うま』
美味しそうに幸せそうに魚を食べる
雷蔵「本当に食べるのが好きなんだね(笑)」
兵助「めっちゃ美味しそうに食べるね」
『そうか?』
私たちは談笑しながら魚を食べた
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作者名:睡眠煎餅 | 作成日時:2020年11月27日 22時