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声のする方に向かうと

?「こっちだー!」
?「こっちだー!!」
『おわっ!?』

急に目の前を何かが通りすぎた

『な、なんだ?』

キキーーッ

?「あー!」
?「あなたは鬼ですね!?」

二人は急ブレーキをかけて私の前に立つ

『そ、そうだけど君たち誰?』
左門「僕は三年ろ組の神崎左門です!」
三之助「同じく、三年ろ組の次屋三之助です!」


ボヤけてて全然見えないけどなんかキラキラしてるような気がする…
てか、そんな油断してたら鉢巻とられちゃうよ…


と考えながらも二人の鉢巻をとった

左門「僕達、月の狼である貴方のファンなんです!」
三之助「お会いできて光栄です!Aさん!」

二人はキラキラした目でAを見る

『私にファン?
そんなものいないと思っていたよ(笑)』
三之助「いやいや、学園のほぼ皆が“月の狼“のファンですよ」


びっくり
私にファンがいるなんて…
めっちゃ嬉しいやんけ!


『フフッ

せっかく私のファンに会えたんだ、顔を見せておくれ』

私は二人に近づき、顔を覗きみた

三之助「(うわっ!//めっちゃ綺麗…!//)」
左門「(近いっ!/////)」
『よし、覚えた。二人ともこれからよろしくな』

二人の頭を撫でながら言う

三之助、左門「はい!Aさん!」
『呼び捨てで構わん』

そう言うと二人は嬉しそうにやったぁ!と跳び跳ねていた


可愛いなおい


『ところで三之助と左門はここで何してるんだ?
てか、鉢巻取ったからな』
左門「あ!隠れ鬼ごっこの途中だった!」
三之助「さすがA!!」
『はは、
で、なにしてんだ?』
三之助「ジュンコを探していたんですけど」
左門「いつの間にか迷子になってしまったんです」

二人はあははと頬をかきながら言った

『ジュンコ?』
三之助「伊賀崎孫兵という同級生がいるんですが、
ジュンコという名の毒へびがいるんですけどそのジュンコがいなくなったんです」


もしかして、、、


『この子の事かい?』

するすると私の懐から蛇が出てくる

「シャー!」
左門「あー!」
三之助「ジュンコ!」

ジュンコは私の首に巻き付く

『さっき落とし穴に落ちてしまってな、
その時一緒に落ちてしまったんだ』
左門、三之助「お怪我はないですか!?」

左門と三之助は私に怪我がないか体中を見る

『私は大丈夫だが、ジュンコちゃんが怪我してしまったんだ。』

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作者名:睡眠煎餅 | 作成日時:2020年11月27日 22時

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