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四郎兵衛「ところで僕に何かようですか?
それとなんで小松田さんを背中に背負っているんですか?」
『いろいろあってな

それで、今から秀作を部屋で寝かせようと思ったんだが布団を敷くために秀作を床に下ろして、敷いて、また担ぐのは大変だと思って』
四郎兵衛「それで僕に布団を敷いてほしくて呼び止めたんですね」
『そーゆうこと』
四郎兵衛「全然いいですよ」

四郎兵衛は可愛らしい笑顔で引き受けてくれた

『すまんな』








『よいしょっと』トサッ

ゆっくりと秀作を布団の上に下ろす

『四郎兵衛君、助かった』
四郎兵衛「いえいえ」
『秀作、以外と重いから大変だったよ』

布団をかけながら話した

四郎兵衛「Aは優しいんですね」
『そうか?』
四郎兵衛「朝礼の時、
最初見たときは凄く綺麗だけど冷たい人だと思っていました
だけど、こうやって小松田さんをここまで運んだり、寒くないように布団をかけているところを見てとっても優しい人なんだなって思いました!」

四郎兵衛は少し声を立てて笑った


可愛いな、おい


『四郎兵衛君も優しいね(笑)』

私もクスクスと笑う

『それじゃあ、私は仕事に戻るから四郎兵衛君も行きなさい』

私はそっと立ちあがり、部屋を出ようとする

四郎兵衛「あの!」

慌てて呼び止める

『なんだ?』
四郎兵衛「僕も呼び捨てで呼んでほしいです!」
『 わかった、
四郎兵衛』

私は小さく手をふり、部屋を出た




四郎兵衛side

僕は廊下に出て、Aの背中を眺めていた

四郎兵衛「Aってホントに凄く優しい人だな」

先輩達が

「月影Aは学園長先生の突然の思い付きで事務員になったが、
仕事の依頼の大半が暗殺らしく、冷酷な人間で危険な奴だ
一応警戒しておけよ」

っておっしゃっていたけど、
僕には冷酷で危険な人間に見えなかったな

四郎兵衛「(他の2年にも合わせてあげたいなっ)」

僕はそう考えながら部屋を後にした


四郎兵衛side終わり

お風呂の後の沈鬱な気持ち→←小松田君の涙と時友四郎兵衛



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作者名:睡眠煎餅 | 作成日時:2020年11月27日 22時

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