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事務員の初仕事と穴堀小僧 ページ12

『秀作ー』

走って秀作の元へ向かう

小松田「あ!A〜」
『すまん、遅くなった』
小松田「全然平気だよ」
『ならいいが、
何をすればいいんだ?』
?「それは私が説明します」


この人なんか、言ったら悪いけど
だまし絵みたいな顔だな……


?「今失礼な事思ったでしょ」
『いえ』

目を泳がせながら言う


なんでわかったんだよ!


吉野「まぁ、いいでしょう
私は道具管理主任の吉野作造です
あなたの仕事は小松田君とほぼ一緒で、小松田君と交互にやってください」
『わかりました』
吉野「私はこれから用事があるので細かいことは小松田君に聞いてください」
『はい、ありがとうございます』

吉野さんはそそくさとどこかへ行ってしまった









秀作「〜…

と言うわけで事務員の仕事は大体こんな感じだよ」
『それ全部秀作、一人でやってたのか?』
秀作「まぁ、大体はやってたよ?」


まだ16歳なのに偉いな
よし、頭を撫でてやろう


ナデナデナデナデ

秀作「ど、どうしたの!?//」
『一人で全部やってて偉いと思ってな
嫌だったか?』
秀作「いや…じゃないよ…///」


ふっ…可愛いやつめ


秀作「ねぇねぇ、」
『なんだ?』
秀作「毎回じゃなくてもいいから…
仕事が終わったら頭撫でてほしいな…///」
『いいぞ』
秀作「やった!
よーしっ!早く仕事しておわらせよーっと!」

秀作はそう言うと入門表を持ってどこかへ行ってしまった

『慌ただしい奴だ(笑)

さて、私は忍たま長屋の掃除でもしようかね』


雑巾とバケツはどこにあるんだろうか
くノ一の長屋と違って忍たま長屋は少し泥だらけだったからな


『どこにあるんだろう…よっと』

バケツと雑巾を探しながら気にせず落とし穴を避けた

?「おやまぁ、避けられてしまった。残念」

茂みの方から聞こえてきた

ガサッ


紫色の制服は、確か四年生だったはず


『これは君が掘った穴かい?』
?「そーでーす」


棒読み…
にしてもこんな深い穴を一人でよく掘ったな


『よくこんな深い落とし穴を掘ったな
たいしたもんだ、おまけにこんな綺麗に隠して』

落とし穴を少し触りながら言った

2→←6年生side



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作者名:睡眠煎餅 | 作成日時:2020年11月27日 22時

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