男！一反もめん 2話 ページ30
猫娘「どうしたのよ鬼太郎！Aちゃんも。」
鬼太郎「一瞬だけど…何か異様な気配が…。」
A「私も、僅かだけど感じた。今まで感じたことのない妖気が…。」
その死角に、何者かが潜んでいた事を誰も気づかなかった…。
ーーー
その夜、綾の家にて。
綾の父「ただいま。」
綾「おかえりなさい！」
綾の父「おっ、今日も美味そうだな。綾の料理は。
母さんは大丈夫だったか？」
綾「うん、だいぶいいみたい。」
綾の父「そうか、…あれ？」
ふと外を見るとタオルが外に干されていた。
綾の父「綾、タオルが干しっぱなしだぞ？」
綾「あ、いいのいいの！後で取り込んでおくから！」
綾の父「そうか。」
その会話に不満を漏らす一反もめん。
一反『タオルタオルってわしゃ一反もめんですばい…。』
ーーー
綾の部屋で体を縫ってもらっている一反もめん。
綾「一反もんめ？」
一反「もんめじゃないの。一反もめん！
もめんは布の木綿、一反は布の大きさのこと。」
綾「ふーん。要するに昔のタオルのことでしょう？」
一反「あーもう疲れた…。」
一反もめんは仰向けに倒れた。
一反『反物も知らんとか？だから最近の子供は苦手だ〜い。もうこんな小娘に助けられるなんて情け無か〜。』
そう心の中で漏らすと、綾がこちらをじっと見ている。
綾「なんか、しょんぼりしたような顔してるね？」
一反「え？なんでわしの気持ちが分かったとね？」
そう言って起き上がる一反もめん。
綾「だってそんな顔してたよ。」
一反「うわぁ、こげないい人、Aちゃんや辰巳どん以来ですばい。わしこんな外見しとるからなぁ…。」
〜回想〜
猫娘『一反もめんはポーカーフェイスよね。』
ねずみ男『けっいつもおんなじ顔でつまんねー奴だ。』
A『そうですか？私は嬉しそうな感じはしてると思いますけどね。何となくですけど雰囲気でわかるというか…。』
猫娘『へぇ、不思議。辰巳さんも昔そんなこと言ってたような気がするなあ。どうしてわかるのかしら？』
A『まあ、わかる時はきっときますよ。ね？』
一反『嬉しかあ♪』
一反「わしだって怒ったり泣いたりはする。色々とこだわりはあるとにAちゃんや辰巳どん以外のみんなは分かってくれんとです。」
綾「ふ〜ん。そのAさんや辰巳さんって言う人はいい人なんだ。」
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ピース(プロフ) - 話の内容がすいすい読んでしまう位面白かったです(*^^*)これから登場してくるぬらりひょんとヒロインさんとの出会う回やヒロインさんの祖父とどのように出会ったのかなどその先の展開がとても楽しみです(^_^)更新待っています(*^.^*) (2022年1月14日 23時) (
レス) id: b10b7fd267 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年4月7日 11時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 舞さん» これからも鬼太郎毎日読んでいますので、首を長くして待っています、ヒロインさんのお祖父様と他の妖怪達なら色々勝負したり、昔のきっかけで怨みを晴らす妖怪もいる筈でございます。 沢山の人間や妖怪によろしくお願いです。 (2021年3月2日 12時) (レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます^_^まだまだ油断出来ない日々ですががんばります！ (2021年2月14日 21時) (レス) id: cbd5b1c587 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 舞さん» こんばんは、それから今年はバレンタインデーでございます、ハッピーバレンタイン! 休み休みに頑張って下さい。 (2021年2月14日 21時) (レス) id: 7cd0816ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞 | 作成日時：2018年4月3日 0時
