検索窓
今日:46 hit、昨日:5 hit、合計:48,756 hit

男!一反もめん 9話 ページ37

一反もめんは鬼太郎に尻尾をつかまらせ、空高く飛ぶ。

海座頭「何を?」

綾「もしかして…。」

A「?」

一反もめんは後ろに勢いよくそると、鬼太郎が回転して飛んでいく。

綾「急旋回!」

海座頭「無駄だ!」

海座頭は水の盾を使うが、鬼太郎は回転力で盾を突き破る。

海座頭「何っ⁉」

その勢いのまま琵琶を壊し、琵琶は粉々に砕け散る。

海座頭「うう、うわあああっ!」

海座頭は叫び声をあげ、海におちたが鬼太郎は一反もめんに乗った。

綾「すごい…。」

綾の胸に付いていた貝がポロッと落ちて消えていった。

目玉「やったぞ鬼太郎!」

鬼太郎は目を回したが勝つことができ、一反もめんと笑い合った。

ーーーーーーーー

子供たちは無事に砂浜に帰ることができた。

一反「綾、無事でよかったばい。」

綾「タオルさん、すっごくかっこよかったよ!最後の急旋回!」

一反「こだわりの技でござんす。」

綾は一反もめんに抱きつくと、一反もめんの体がフカフカしていることに気づく。

綾「あれ?フカフカ。」

一反「どうした綾?」

綾「ううん、タオルさん、ありがとう。」

鬼太郎とAは二人を見守る。

A「(一反もめんさん、頑張ったもんなぁ。)」

Aは一反もめんが乾燥機で回されながらも頑張った姿を思い出し微笑みを浮かべた。

〜回想〜

一反『ひぇえぇぇぇっ!!』

A『頑張って下さい!あと1分ですから!』

鬼太郎は一反もめんをみやり、次に海座頭に向く。

鬼太郎「おい!海座頭!」

海座頭《ゆ、許してくれ!子供たちはちゃんと返しただろう。》

鬼太郎「当たり前だ。何故突然こんな事を始めた?」

海座頭《ある妖怪にそそのかされたのだ。海に漬けた人間の子供は確実に美味いと。》

目玉「な、なんじゃと?」

鬼太郎「…そのある妖怪って言うのは、こいつのことかっ!」

鬼太郎は毛針を投げつけると、真っ赤で大きな顔の妖怪が現れた。

?「ひいいっ!」

鬼太郎「っ!」

目玉「お、お前は!」

鬼太郎「朱の盆?」

A「(朱の盆?確か人を驚かせる妖怪?なんでここに?)」

朱の盆「し、知らねえよ!俺あ、ただの通りすがりの善良な赤鬼ですよ!」

あたふたしながら首をブンブンまわす。

海座頭《そいつだ!そいつにそそのかされたのだ!》

朱の盆「ひいいっ!さ、さいならー!!」

朱の盆は脱兎のごとく逃げ去っていった。

鬼太郎「…。」

A「なんだったんだろう…。」

男!一反もめん 10話+次回予告「呪われた映画」→←男!一反もめん 8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ピース(プロフ) - 話の内容がすいすい読んでしまう位面白かったです(*^^*)これから登場してくるぬらりひょんとヒロインさんとの出会う回やヒロインさんの祖父とどのように出会ったのかなどその先の展開がとても楽しみです(^_^)更新待っています(*^.^*) (2022年1月14日 23時) (レス) id: b10b7fd267 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年4月7日 11時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 舞さん» これからも鬼太郎毎日読んでいますので、首を長くして待っています、ヒロインさんのお祖父様と他の妖怪達なら色々勝負したり、昔のきっかけで怨みを晴らす妖怪もいる筈でございます。 沢山の人間や妖怪によろしくお願いです。 (2021年3月2日 12時) (レス) id: 83edd54df0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます^_^まだまだ油断出来ない日々ですががんばります! (2021年2月14日 21時) (レス) id: cbd5b1c587 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 舞さん» こんばんは、それから今年はバレンタインデーでございます、ハッピーバレンタイン! 休み休みに頑張って下さい。 (2021年2月14日 21時) (レス) id: 7cd0816ef6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年4月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。