【男主】もう一人の六年生は任務中 玖【忍たま】

大運動会「届かぬ三分」四段 ページ4

side 猪名寺乱太郎

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尾浜「次も同様、相手を見つけて帯を巻いて下さい。」


乱太郎「誰と組もうかな…」


伊助「乱太郎！ 一緒に組まない？」


乱太郎「うん！ いいよ！ ………って、あれ？」


伊助「どうしたの？」


乱太郎「私と伊助が組んで、あっちでは金吾と団蔵が組んでる。じゃあ、三治郎は誰と組むんだろう…？」



















フラフラしていた私に声をかけたのは伊助だった。

辺りを見渡すと三治郎が誰とも組めていなかった。



この場合ってどうするのかな？



















庄左ヱ門「三治郎は僕と組むんだよ！」


伊助「庄左ヱ門！？ 審判はしなくていいのかい？」


庄左ヱ門「それは大丈夫！ もちろん、僕が勝っても上に進むことはない。穴埋め的な役割だからね」


乱太郎「そうなんだ！」


尾浜「帯を巻き終えたら始めるぞ！ 準備はいいか？」



















そして開始の合図。






帯を巻いていない方が一斉に飛び掛る。

伊助の帯は左腕…



取りづらい足に巻いた きり丸と違って、

伊助は比較的取りやすい腕。



でもその分、常に視界に帯があるから

狙われても小回りが効く。










それがなんだか伊助らしくて…



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