【男主】もう一人の六年生は任務中 玖【忍たま】

大運動会「森の中」一段 ページ11

side A

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学園長「各クラスから代表が出揃ったところで、最後の競技に移る。最後の競技は、宝探しじゃ！」


『宝探し？』


長次「またか」


留三郎「まったく学園長先生は…」


『いや、待って。またってなに！？ これが初めてじゃないの？』



















最後の競技は、まるで

いつもの学園長先生の思い付きかの様…




長次の発言で、

今回が初めてじゃないことを知る。















庄左ヱ門「あ、あれ…？ 最後の競技って宝探しでしたっけ…？」


尾浜「参ったなぁ…また学園長先生の思い付きかぁ…」


彦四郎「どうします…？」


鉢屋「はぁ、仕方ない……。では代表の皆さん、門の前に移動して下さい」



















鉢屋の一声に皆が歩き出す。




裏山で宝探し…

問題なのは「俺だけが初めまして」って事。


俺以外は経験済み。




どう考えても不利な上に範囲が広すぎる…



















尾浜「宝を見つける事以外ルールはありません。もう武器も術も何でも有りです。」


仙蔵「おい、面倒くさがるな」


留三郎「まあ、俺たち六年生なら勝ったも同然だな」


竹谷「今回こそ勝ってみせます！」


久々知「錫高野与四郎さんも参加されるんですね！」


与四郎「宝探しだなんで懐かしいだよぉ！」


庄左ヱ門「いえ、今回は学年ではなく個人戦です。」




「「「「あ」」」」




『だから、何の話(((』


長次「後で話す、もそ」



















タソガレドキ忍者 諸泉尊奈門さん

風魔流忍術学校 錫高野与四郎さんを含めた競技。



あらかた宝探しの説明を受けた後、

門前に横一列で並ぶ。




尾浜の合図で皆が一斉に裏山へ駆け出した。










その途中、

走りながら長次は言った。



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