【男主】もう一人の六年生は任務中 漆【忍たま】

百聞は、 三段 ページ43

side 土井半助

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土井「本日の授業はここまで！」


全員「「「ありがとうございました！」」」














授業が終わり、教室を出る。

廊下を歩いていると声をかけられる。















土井「どうかされたんですか？ 新野先生」


新野「Aくんのことでお話が…」


土井「A…？ 何かあったんですか！？」


新野「あ、いいえ。今後の事について…。ここではあれなので医務室へ行きましょう」


土井「…わかりました」












声をかけてきたのは

保健委員会顧問の新野先生だった。




新野先生からAの名前が出て、

何かあったのかと一気に血の気が引く。



が、よく聞けば今後の話…

ホッとした




私はそのまま新野先生と医務室へ向かった。



















新野「昨日のことなのですが、Aくんがどうやら吐血してしまったようで…」


土井「Aが吐血！？ それで！？ Aは？」


新野「落ち着いて下さい…。その後は部屋でゆっくり休むと言ってくれたので」


土井「Aは治療を受けてくれたんですか…？」


新野「それが、本人は「大丈夫」……としか…」















Aが吐血だなんて…


そこまで身体が限界だってことだろう



Aのことだ。

治療なんて受けたがらない




その「大丈夫」は本当に大丈夫なんだろうか…



















新野「そこで土井先生にお願いがあります」


土井「私にお願い？」















新野先生からのお願いを受けて

私は医務室を出る。





私は直ぐにAの部屋に向かった。



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