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事実の秘密 五段 ページ30

side A

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……………



何も考えられない


頭が真っ白になる





俺は部屋で布団を敷いて横になっていた。












数分前…






留三郎と別れた後、

突然吐き気に襲われて…



微かに耳に入る声に振り向いたら

腹の底から液体が溢れてきた。



口を抑えた手を見てみると

それが血だと直ぐにわかった。




振り向いた先に居た乱太郎

驚いた表情で何処かへ走って行った



多分、伊作を呼びに行ったんだろう…




俺は乱太郎が戻ってくる前に

その血をキレイに拭う。





数分後に乱太郎が

伊作と新野先生を連れて戻ってきた。


新野先生も連れてくるのは予想外だった…




それでも俺は何の事かとシラを切る


挙げ句の果てにはさっきの事を

無かった事にした。



なんとなく鉢屋のせいにして、その場を離れる(((





俺は長屋へ戻る事にした。

















『…ゲホッ……ゲホッ…』


新野「Aくん、大丈夫ですか?」


『あれ、新野先生? ふふっ、ただの咳払いですよ』


新野「…Aくん、何故そこまで隠すんです…?」


『………』














さっき離れたはずの新野先生と

自分の部屋の手前で会う。




新野先生の言葉に身体が動揺した


俺が隠し事?

何で解ったんだろう。











新野「私は君のことがとても心配なんですよ…」


『それはどうかな。仕事って「やりたいからやる」のか「いらないといけないからやる」のか解かんないよねー』


新野「少なくとも私は前者です。それに対してどうこう言うのは構いません。診察しますから医務室へ行きましょう」












皮肉を軽く躱される。

さすが先生だな…



医務室へ促されるが俺はそれを拒む。

それでも先生はしつこかった











『わかった! じゃあこうしよう! 今日は部屋でゆっくり休む! 文句ないだろ? 薬は自分で調合するよ』


新野「…約束ですからね」


『新野先生、この事は内密で。俺は大丈夫だから』


新野「わかりました。でも何かあったら直ぐに言って下さい…」












その約束をして新野先生は俺から離れた。

俺も部屋に戻り布団を敷く。



着替えを済ませ、布団の中で縮こまる








そして今に至るわけだが…



食欲なんて無いから今夜のご飯は要らないや

まあ、いつも食べてないけど(((















苦笑しながら

俺はそのまま眠りについた。

___________

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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» 利吉も土井先生も美味しい…媚,薬とかもっと美味しいですね(*´ω`*) やってみます! (2022年6月2日 20時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - スライム?触手?でも美味しいと思います( *´艸`) (2022年6月2日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - あ❗『どうでしゅうか』になってる!!(゜ロ゜ノ)ノ 正しくは『どうでしょうか』です❗ (2022年6月2日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 利吉✖️主人公か、土井先生✖️主人公が見てみたいです(*^3(*^o^*)(*^3(*^o^*) ネタは媚 薬なんてどうでしゅうか( *´艸`)( *´艸`) (2022年6月2日 19時) (レス) @page50 id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» 未定なだけで何かしらの関係は作るつもりです! リクエスト大丈夫です! ネタが尽きてるので有り難いです…ww (2022年6月2日 9時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鴫碧 | 作成日時:2022年5月7日 0時

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